muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

「美の教室」ほか 9つの美術館、博物館(前編)

むろやんモナリザです

 横浜、上野と廻りいろいろ展覧会を見てきた。以下、見てきた順。なお、横浜ではマイミクふなうた氏が同行してくださった。(お疲れさまでした。)
(1)森村泰昌−美の教室、拝聴せよ(横浜美術館)
(2)横浜美術館コレクション展 第2期(同上)
(3)特別展 歌川広重没後150年記念 広重が描いた日本の風景(神奈川県立歴史博物館)
(4)洋上のインテリア(日本郵船歴史博物館)
(5)「夏 朝日新聞と高校野球」展(日本新聞博物館)
(6)常設展(同上)
(7)‐シルクロードへの誘い-萩野矢慶記写真展 青い煌き ウズベキスタン(横浜ユーラシア文化館)
(8)常設展(同上)
(9)トルコ・イスタンブール歴史紀行 トプカプ宮殿の至宝展 オスマン帝国と時代を彩った女性たち (東京都美術館)
(10)特別展「京都五山 禅の文化」展(東京国立博物館)
(11)特別展『失われた文明「インカ・マヤ・アステカ」展』(国立科学博物館)
(12)「パルマ−イタリア美術、もう一つの都」展(国立西洋美術館)
 長くなるので、今日は横浜の展覧会の感想を記します。上野は明日に廻します。
●森村泰昌
 今日見た展覧会で一番印象に残ったかも。フェルメールやレンブラントなど、著名な画家の作品に、森村自身が写り込んで撮影された写真など。
 「美の教室」と銘打ってあるとおり、「学校」をモチーフにした展覧会。HR(ホームルーム)から始まり、1時間目:フェルメールルーム、2時間目:レンブラントルーム、など6時間目まで(部屋が)ある。
 入口で無料の音声ガイドを渡され、森村自身の声による解説を聞きながら各部屋を廻る。「放課後」もあり、三島由紀夫の自決する際の演説を、また森村自身が出演しているビデオ作品。
 "実習"終了後、卒業試験もあり、「この展覧会の中で森村は何人いたでしょうか」などの「テスト」を受ける。(全問正解した。)
 出品作が、東京都現代美術館や写真美術館、国立国際美術館所蔵となっていたりして、評価されているのだなぁ・・・。ただ単に自分が写り込んだモンタージュ写真ではなく、確固たる信念に基づいているのだろう。手が込んでいた。
●横浜美術館コレクション展第2期
 「写真の部屋」がマン・レイなどの写真に変わっていた。被写体となる人物が著名な人ばかりだった。(ブルトンとか。)
 こちらにも森村泰昌の作品があった。
●広重が描いた日本の風景
 広重の浮世絵は、先日、芸大美術館で見たので、被っていたらどうしようと思ったが、上野は東京の浮世絵、こちらは東海道の浮世絵ということで被らなかった。ほっ・・・。
 切手になっている浮世絵もあったような気がする。
 常設展も見たが、相変わらず複製や模造の多いものだった。
●洋上のインテリア
 古い客船(?)を取り上げている博物館。入口でコインを渡され、最後のティールームで(自販機による)ジュースやお茶を無料で楽しめる。
 古き良き時代の客船の旅が偲ばれてなかなか。船内の食事のメニューが興味深かった。
●高校野球展
 戦前から去年までの高校野球大会を振り返る。始球式を浩宮時代の皇太子がやっていたり、試合観戦を当時の皇太子(現在の天皇陛下)がしていたりする。
 昔の優勝旗の展示などがあった。
●常設展(新聞博物館)
 期待してなかった割にはかなり面白かった。敗戦前日の新聞や敗戦当日(玉音放送)の新聞の展示など、大変興味深かった。
 「瓦版」の時代から、先日の参院選の結果(自民大敗)までの新聞、実に幅広く、時流に的確に展示していた。
●ウズベキスタン
 たまたま通りかかって入ってみた。
 2階と3階で展示してあるのだが、2階の方は古い遺物(焼き物の皿や装飾品等)がたくさん展示してあってよかった。
 民族衣装を着させてくれた。写真は明日ULします。
●常設展(横浜ユーラシア文化館)
 横浜の歴史的なものを展示。あまり面白くなかった・・・。
 今日の写真は、横浜美術館の展覧会で、見学者が「モナリザ」になるというもの。自分の顔を当てはめて撮ってみました。