muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

フェルメール《牛乳を注ぐ女》ほか 5つの美術館

シャガール展看板

 上野、六本木、乃木坂、目黒と廻りいろいろ展覧会を見てきた。以下、見てきた順。なお、シャガールからフェルメールまでは芸大の後輩、桃ちゃんが同行してくださった。桃ちゃんは、今年クレアこうのすでの僕のコンサートで共演して、拙作オーボエ作品を初演してくださった方。そのコンサート以来の再会となった。
(1)生誕120年記念 色彩のファンタジー シャガール展 −写真家イジスの撮ったシャガール−(上野の森美術館)
(2)平成19年度 日本芸術院所蔵美術作品特別公開「光は天空より」(日本芸術院会館)
(3)開館記念特別展 「BIOMBO(ビオンボ)/屏風 日本の美」(サントリー美術館)
(4)国立新美術館開館記念「アムステルダム国立美術館所蔵 フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展」(国立新美術館)
(5)安齊重男の“私・写・録(パーソナル フォト アーカイブス)” 1970−2006(同上)
(6)「世界を魅了したティファニー 1837-2007 The Jewels of TIFFANY」(東京都庭園美術館)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●シャガール
 シャガールの作品(油彩画、リトグラフなど)もあったが、そのシャガールを被写体にしたイジスの写真もいっぱい展示。貴重なドキュメントか。パリ・オペラ座の天井画の制作風景なども伺えて興味深かった。
 シャガールの作品も結構あり、油彩はやはりいいものだ。
●光は天空より
 入場無料だったので入ってみた。先日ポーラ美術館に作品のあった、高山辰雄の作品があった。日本画、洋画、彫刻、工芸、書を展示。物故者の作品が多かった。皆さんすごい経歴の持ち主なんだろうなぁ・・・。そのくらい。
●フェルメール
 一時期僕のPC壁紙だった「牛乳を注ぐ女」の来日。それ以外で知ってる作家はレンブラントのみであった。(版画。)
 フェルメールのためだけの展覧会。展示前から映像を流し、牛乳〜のX線(赤外線?)写真で検証し、実物は1コーナーまるまる使っていた。そろそろ歩く人用に前の通路、立ち止まってみる人のために後ろの通路を開放していた。
 絵は、思ったより小さく、品のよさを感じさせた。ここでは仰々しい展示だが、収蔵されているオランダの国立美術館では、ごく普通の、ほかの絵と一緒くたの展示であった。(映像があったので。)
 オランダ風俗画も、人々の生活が伺えてよかったが、いかんせん知らない作家ばかり。掲げられていたメッセージには、「メツーの作品を展示できてよかったです」みたいなことが書いてあったが、「メツーって誰?」状態であった。
●ティファニー
 美術館公式サイトに、「混雑が予想されます」って書いてあったので、本当かよと思っていたら、本当に混んでいた。会期始まって間もない平日なのに・・・。どこからこんなにうようよと人が集まってきたんだろう・・・。
 出品作(ティファニーのジュエリーメイン)は本当にきらびやかだった。100カラット以上もあるダイヤモンドも展示。(黄色かった。)
 ティファニーの最新作もあったが、出品作のほとんどは昔のものだった。でもデザインは十分現代に通じる。
 今日は月曜日だったため、多くの美術館が休みだったが、開いているところを探して行ってみた。上野には多くの美術館、博物館があるのに今日は見れなかった・・・まぁでもこの前全部一通り見たんだけど・・・。(このブログに記事があります。)