muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

いとも美しき西洋版画の世界(埼玉県立近代美術館)

看板

 埼玉県立近代美術館に行ってきた。今日は1人で行動した。
(1)企画展「いとも美しき西洋版画の世界−紙片の小宇宙を彷徨(さまよ)う」
(2) 「新寄贈の近代日本画−大熊家コレクション 全作品公開」
「近代の絵画と彫刻」
「薔薇の浮かぶ椅子−倉俣史朗《ミス ブランチ》」
●西洋版画の世界
 中世から20世紀に至るまでの西洋版画を幅広く展示。デューラー、レンブラントからピカソ、ミロまでちょっと範囲が広すぎるような気もするが、いろいろ見られてよかったと思う。
 中世の版画は概して描写が細かい。これでもかこれでもかと細密に描かれているのが特徴的に思われた。
 時代が下ると表現も自由になるなぁ・・・。
●常設展
 今年度からこの美術館では常設展を、「MOMASコレクション」と名付けるようである。
 新寄贈の横山大観がよかった。3期に分けて展示される。下村観山の「巌(いわお)に鳥」という作品では、屏風絵を畳の上に設置し、畳に入ることもできる。
 「薔薇の浮かぶ椅子」は、アクリルの中に花が入っていて、中空に浮かぶ椅子(花)のようだ。ちょっと幻想的。
 美術館を出たら雨が降っていた。降る予報ではなかったのに・・・。