読売日響 第505回名曲シリーズ
サントリーホール(大)で、読売日響 第505回名曲シリーズを聴いてきた。(指揮:井上道義、コンサートマスター:藤原浜雄)プログラムは以下の通り。
♪伊福部昭「日本狂詩曲」
♪リスト「ハンガリー狂詩曲第2番」
♪エネスコ「ルーマニア狂詩曲第1番」
♪ディーリアス「ブリッグの定期市−イギリス狂詩曲」
♪ラヴェル「スペイン狂詩曲」
・・・まさに「狂詩曲の夕べ」だ。
日本狂詩曲はヴィオラのソロから始まる。不思議なエネルギーを持った曲。この曲からブラボーが飛んでいた。
リストはさすが。ときどき調性感が曖昧になる。
エネスコはなかなか面白かった。やや大人しめか。
ディーリアスはつまらなく感じた。
ラヴェルはオーケストレーションがさすが。曲の完成度に比して、オーケストラが気弱になってしまったかも?
井上道義氏の指揮は賛否両論あると思う。なんか、「踊っている」風なところがあるのだ。この日はファゴットで乗っていた井上直哉さんのご招待だったので、今度井上さんに聞いてみようと思う。
アンコールはなかった。
演奏会全体で言えば、前半の方に熱演が集中していたように思う。楽器編成のことなどもあるが、日本狂詩曲がラストでもよかった。
井上直哉さん、今日はどうもありがとうございました!