muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

フランス絵画の19世紀 ほか2つの美術館

松岡美術館

 19日と今日、横浜と都内で展覧会を見てきました。どちらも、同行の友人の粋な計らいで見ることができたし、車で連れて行ってもらったりした。(ありがとうございました。)
 以下、見てきた順。
(1)フランス絵画の19世紀 美をめぐる100年のドラマ(横浜美術館)
(2)+/- [the infinite between 0 and 1] Ryoji Ikeda 池田亮司(東京都現代美術館)
(3)トーキョーワンダーウォール公募2009入選作品展(同上)
●フランス絵画の19世紀
 「19世紀のフランス絵画」ではなく、「フランス絵画の19世紀」である。
 モネやシスレー、ルノワールなど「印象派」の作品もあるにはあったが、それは全体の最後の方のちょっとで、ほとんどは、当時のフランス中央画壇「サロン」で高い評価を得た作品群だった。(「歴史画」が最高峰で、「風景画」は底辺とされた時代。)
 とにかく、作品を飾る「額縁」がすごい。とても重厚で豪華。音声ガイドでも「額縁」について説明していたのがあったくらいだ。
 音声ガイドだが、43点も解説していて、すごくボリュームがあった。内容はまあまあだったが、ところどころ「絵そのもの」についても解説してくれていた。でも、会場内の1点1点に、作品と画家についての説明文が全部付いていたし、音声ガイドと説明文の内容が同じだったりしたので、借りなくてもよかったかも・・・。
 「サロン」当時の絵だが、「18xx年のローマ賞受賞作」も何点かあったが、ちょっと物足りなかった。
 フランスの美術館はもとより、日本国内からも作品があった。
●池田亮司
 2回目なので感想は割愛。今日が会期最終日。しかも17:30を過ぎてからの入場だったので、ほとんど最後の方の客だったと思う。
 最終日のわりには、あまり混んでいなかったような・・・。空いていると言うほどでもないが。
●トーキョーワンダーウォール公募2009
 平面から立体まで多様な作品群。いろんな傾向の作品が並んでいた。どっかで見たような感じの作品もあった。
 1つだけどうしても「?」と思ったのが、赤い網に石けんを入れて吊しただけの「作品」。さすがにこれはないんじゃ・・・。でも選考を経て展示されているわけだし、現代アートはすごいなぁ・・・。
 今日の写真は松岡美術館から。モネかな、シスレーかな・・・?