muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

ジョルジュ・ビゴー展 ほか5つの美術館

さりげないキス

 昨日、都内でいろいろ展覧会を見てきた。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)ちひろ美術館コレクション ミリオンセラーの絵本原画と世界の絵本画家たち(損保ジャパン東郷青児美術館)
(2)高島屋史料館所蔵名品展(泉屋博古館 分館)
(3)大倉喜八郎と大倉集古館-事業と美術品蒐集の軌跡(大倉集古館)
(4)赤 黒 金 銀 緑 青 ―前田正博の色絵(智美術館)
(5)コレクション展「旅」第2部「異郷へ 写真家たちのセンチメンタル・ジャーニー」(東京都写真美術館)
(6)ジョルジュ・ビゴー展-碧眼の浮世絵師が斬る明治-(同上)
(7)世界報道写真展2009(同上)
 初めて行ったものに限って感想を記します。
●ちひろ美術館コレクション
 世界中の、評価を得ている絵本作家の原画展。翻訳された実際の絵本もあり、手にとって読めた。
 世界レベルともなると、普通の美術展のように見応えがある。いろいろな傾向の作品が並んでいた。
 いわさきちひろの原画もあった。その絵本もあり、印刷された絵と原画との色調の違いに興味が引かれた。
●高島屋
 デパートが集めた絵でしょ・・・なんて思ったらすごい作家陣だった。梅原龍三郎、川端龍子、藤島武二、ルドンのパステル画まであった。
 でもロビーには「ローズちゃん人形」がいろんなバージョンであるのよねぇ・・・。
●大倉喜八郎
 大倉集古館を設立した人かな。その人ゆかりの品物がいろいろ置いてあったが、美術品は少なかったので物足りなかった・・・。
●前田正博
 色鮮やかな器。今年制作の作品も多かった。花やフクロウなどのデザインがあるが、それほど写実的ではなく、適度にデフォルメされていて味わい深かった。
●異郷へ
 大物写真家たちの「旅」をモチーフにした写真展。とはいっても旅行写真集のようなものではなく、芸術って感じだった。
●ジョルジュ・ビゴー
 風刺画の展覧会。写真がないのはこの美術館開催にしては珍しい。
 いろいろ政治や風俗をテーマにした風刺画が並んでいた。当時のお雇い外国人には、幕末〜明治の日本人がこのように映ったのだろう。
 展示作品数も多く、説明文も長いので、読んでて疲れてしまった。
 今日の写真は、東京都写真美術館の入口近くにある写真。なんとかのキス。(ロアノーだったかな。)