muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

大観と栖鳳(せいほう)―東西の日本画― (山種美術館) ほか

マン・レイ

 仕事前に恵比寿の2つの美術館を廻り、展覧会を見てきた。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)大観と栖鳳(せいほう)―東西の日本画―(山種美術館)
(2)木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし(東京都写真美術館)
(3)日本の新進作家展vol.8「出発-6人のアーティストによる旅」(同上)
(4)躍動するイメージ。石田尚志(たかし)とアブストラクト・アニメーションの源流(同上)
 東京都写真美術館は、すべて2回目なので割愛。3つの展覧会とも、今日が会期最終日だった。山種美術館は、昨日が会期初日。
●大観と栖鳳
 横山大観、川端龍子など、日本画の巨匠たちによる展覧会。見応えがあった。どの作品も、作家が円熟期に入る70代の作品などだった。
 僕も見たことある、大観の絵巻「生々流転」(東京国立近代美術館蔵)に連なる絵巻があった。力作だった。(生々流転は、今回未出品。)
 切手になっている絵がまたあって、感動。裸婦像だった。新聞記事によれば、この作品を見て自殺を思いとどまった若い女性がいたとか。芸術の力はすごいなぁ。人の人生まで左右してしまう。
 今回の出品作の中では、生まれた直後の子牛を描いた、「生」という作品が印象に残った。
 この前この美術館を訪れたときは、会期終了間近で、平日なのにごった返していたが、今日は始まって間もないので、日曜日だが空いていた。できれば空いているときに鑑賞したいものだ。
 展覧会タイトルだが、横山大観は東京画壇の中心、竹内栖鳳は京都画壇の中心と言うことで、東西画壇の競演と言うことである。
 今日の写真は、横浜美術館のマン・レイ。(本文には関係ありません。)