空と宇宙展 ほか4つの美術館、博物館
仕事前に、上野でいろいろ展覧会を見てきた。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)空と宇宙展(国立科学博物館)
(2)あしたのごはんのために−田んぼから見える遺伝的多様性−(同上)
(3)アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然(国立西洋美術館)
(4)東大寺大仏―天平の至宝―(東京国立博物館)
(5)黙示録―デューラー/ルドン(東京芸術大学大学美術館)
(6)明治の彫塑 ラグーザと荻原碌山(同上)
初めて見たものに限って感想を記します。
●空と宇宙展
朝一で訪れたので、非常に空いていた。フラッシュをたかなければ撮影可だったので、そこそこ写真を撮った。今日の写真は、イトカワに行ってきた人工衛星。(ハヤブサ、だっけ?)
日本で有人飛行が行われてから、人工衛星で宇宙開発するまでに至る軌跡をたどる。宇宙ヨットの帆が広げられている様子は、夢を感じさせた。
でも、この展覧会、非常にボリュームが少ない。入ったと思ったらもう出口なのだ。あとは、好評につき売り切れというキット。会場限定みたいだし、ヤフオクで転がせるのだろうか・・・。
●デューラー版画・素描展
オーストラリア(オーストリアではない)の美術館コレクションと、国立西洋美術館のコレクションを中心に。
デューラーの版画は、最近もBunkamuraで見たばかりだが、今回のは刷りの状態がきわめて良く、鮮明だった。
キリスト教に通じていないと、本当には楽しめないかも知れないと思った。
●東大寺
2回目なので詳しい感想は割愛だが、今回は、期間限定で正倉院の宝物が出品されていた。もちろん国宝級。
やや地味な宝物ばかりだったが、普段は目にすることができないので貴重、収穫だった。香木や、人参(病苦者に施す)、およびそれらを入れる袋など。
●黙示録
国立西洋美術館での展覧会(前述)との姉妹企画。こちらは、デューラー以前や、ルドンの作品も集めていて、やや多彩。デューラー以前、以後ともやや見劣りするか。描写が精緻でなくなっていくので・・・。
ルドンは収穫だった。優しい画調。
●ラグーザ
ラグーザは明治のお抱え彫刻の先生。しっかりとした写実主義だが、芸術的価値は・・・?
荻原の「女」は、切手にもなっているので実物が見られてよかった。いろんなバージョンのものがあった。ちなみに荻原の絶作だそう。
今日は時間の都合で、西洋美術館のもう1つの展覧会は行かなかった。また今度・・・。