muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

大導寺錬太郎 ピアノリサイタル 2011

大ちゃんリサイタル2011

 高校、大学の同期、大導寺錬太郎くんのピアノリサイタルがあり、千駄ヶ谷の津田ホールに聴きに行ってきた。
 津田ホールに行くのは本当に久しぶり。10年以上ぶり位じゃないだろうか。大学卒業してから、行った記憶がない・・・。(卒業は1995年。)千駄ヶ谷の駅からも近いし、いいホール。雨だったからか、予定されていた開場時間より早く開いていた。コンサートはいつも早く行く方なので、いい席を確保。ピアノはスタインウェイ。
 今日のプログラムは以下の通り。
♪J.S.バッハ/ブゾーニ編 シャコンヌ
♪ドビュッシー ベルガマスク組曲(全曲)
♪ベートーヴェン ピアノソナタ第26番「告別」
♪依田(よだ)雅子 時の重さ
♪ブラームス ピアノソナタ第2番
アンコール
♪ドビュッシー 亜麻色の髪の乙女
♪ショパン ワルツ e-moll
 大ちゃんのピアニズムは非常に丁寧で、「シャコンヌ」のような、複音楽的なものでも、対位法の動きがはっきり分かる。ダイナミックさもあるし、とても素晴らしかった。
 依田作品は、非常にピアニスティックな現代曲で、それほど不協和音がきつくなかった。(譜めくりは大ちゃんの弟さんだった。)
 ブラームスは圧巻で、段々とピアノが"温まって"響きが豊かになっていたのがよく分かった。よく弾きこなしていたように思う。
 終演後、大ちゃんとお母様にご挨拶した。
 今日は、会場から目と鼻の先の、東京体育館に久しぶりに行って(震災以来初めて)、プールで1時間ウォーキングした。(いつものパターン。)歩いている間、ずっと、来月4日の自分のコンサートのことを考えていて、ちょっと鬱、入ってしまったが、今日の大ちゃんのリサイタルを聴いて、勇気をいただけた。いい刺激になりました。ありがとう。
 写真は、本日のプログラム。