muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

イケムラレイコ展 ほか12の美術館

旧井上邸庭園

 最近見てきた展覧会。(14)、(15)は父と見た。あとは1人で行動。ヨコハマトリエンナーレ2011は2回目なので感想割愛します。
(1)ブラティスラヴァ世界絵本原画展−世界の絵本がやってきた(うらわ美術館)
(2)戦後の児童雑誌〜なつかしの学習雑誌、面白かった少年・少女雑誌〜(さいたま文学館)
(3)書斎の美術−明清の玉・硝子・金工を中心に−(泉屋博古館 分館)
(4)内藤湖南博士旧蔵の中国書跡(同上)
(5)大倉喜七郎と邦楽 / 美術に視る音色(大倉集古館)
(6)川瀬忍の青磁 天青から 静かなる青へ(智美術館)
(7)アニメ化40周年 ルパン三世展(松屋銀座)
(8)ヨコハマトリエンナーレ2011
(9)イケムラレイコ うつりゆくもの(東京国立近代美術館)
(10)レオ・ルビンファイン 傷ついた街(同上)
(11)しまシマ工芸館(同上工芸館)
(12)公文書資料群の形成(国立公文書館)
(13)花にみる日本の美─花をめぐる物語(高崎市タワー美術館)
(14)美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方(高崎市美術館)
(15)旧井上房一郎邸(同上)
●ブラティスラヴァ
 絵本グランプリの原画展。グランプリ作品は素描(習作?)みたいなのの展示だった。これでもかと描き込まれた作品より、シンプルな絵画の方に惹かれた。日本人選出作家は独立したパートで展示。あと、チェコの人形劇、操り人形を多数展示してあった。何もなくつり下げられた人形達は、ちょっと不気味だったかも・・・。実際の操演の方も展示。
●戦後の児童雑誌
 僕よりももうちょっと前の世代になるかと思うが、その頃の児童雑誌があった。ガリバー旅行記の絵本は、幼い頃の記憶にあったかも。小学○年生とかの雑誌も多数展示。どこか古くさいが、ほほえましい男女児童の表紙が並んでいた。
●書斎の美術
 古い中国の細工物。清の時代に、古代中国(殷とか商とか)の青銅器を模した文物があり、興味深かった。
●内藤湖南
 小規模な展示。中国の書。味わいがあった。
●大倉喜七郎
 「オオクラウロ」という、オーボエのような創作邦楽器と、その周辺。オオクラウロのための作品の楽譜が興味深かった。邦人作品で、1910年代みたいだけど、ちょっとモダンな書き出しであった。(無調と言うほどでもなく、旋法風だった。)オオクラウロの作品公募や、養成所、コンサートもあったらしい。今はどこへやら・・・。
●川瀬忍
 美術館では初の個展。静謐な魅力をたたえた青磁が並んでいた。脚の細い壺(?)が印象に残った。
●ルパン三世
 僕も幼少の頃よく見た、あのルパン三世である。会場は混んでいた。ルパンの原画とか。一番最初に放映したアニメ版は、対象が大人の世代だったこともあって低視聴率、打ち切りの憂き目に遭い、対象を子ども向けにしたら大ヒットしたそうだ。あのOP曲は名曲だと思う。
●イケムラレイコ
 東京国立近代美術館と、三重県立美術館で開催される。(イケムラレイコが三重県出身らしい。)不思議な感じのする絵画と、立体作品が並んでいた。各作品にはタイトルの表示が無く、なんだったんだろう・・・。会期初日に訪れた。
●レオ・ルビンファイン
 9.11テロの際に撮った人物写真展。モノクロが多く(カラーもあった)、人々の表情が、まさに一瞬を切り取った印象。緊迫感があった。
●しまシマ工芸館
 所蔵作品展。縞模様をモチーフにした作品展示。着物、工芸品多数。
●公文書資料群
 日本の近代の公文書。漢字とカタカナで構成されたのが多かった。華族に関する資料が興味深かった。
●花にみる日本の美
 花をモチーフにした日本画展。加山又造や小林古径など、文化勲章受章者の作品多数で見応えあった。大きな屏風絵もあった。四季折々の花は美しいなぁ。
●美術館に行こう
 2009年4月10日に、埼玉県立近代美術館で見た展覧会と同じ。(ブログに記事があります。)2年前なので忘れていることもあり、また感想書きます。ミッフィーちゃんはやっぱりかわいい。その派生キャラも展示。また、高崎市美術館所蔵品も多く展示されており、この企画展に合わせた展示なので、有意義だったと思う。ピカソもあった。まぁ「群馬県出身の画家」の作品が多かったのはご愛嬌。僕も知っている現代作家の作品もあった。あいおう、渡辺なんとかさんとか。
●旧井上邸
 細長い建物で、中に入れる。民芸調の椅子や机があった。庭園も素晴らしく(今日の写真)、仏間や茶室の離れもあった。(どちらも内部非公開。外見のみ。)