本番 ： オーケストラで聴くジブリ音楽 高知市公演

　今日は、年が明けて初めての、ジブリコンサート（オーケストラで聴くジブリ音楽）があり、高知県立県民文化ホール（オレンジホール）に行ってきました。
　ブログでもお伝えしたとおり、1500席が完売、満席で、客席は異様なテンションでした。
　通常、このコンサートでは、緞帳（どんちょう）が上がるとステージは暗くなっており、静かな中から、ホルンの独奏で演奏が始まるのですが、今日は、客席もステージも暗いのに、幕が上がるとそれだけで大きな拍手が来ました。こんなことは、このコンサートシリーズ始まって以来だと思います。正直、びびりました。
　今日は、僕の方はと言えば、本番へのテンションが、リハーサルとあまり変わらない感じで始まってしまい、少し苦労しました。別に、テンション低かったわけではないのですが、もうちょっと、本番に向けて高揚するとよかったかも・・・。
　今日のピアノは、スタインウェイでした。よく鳴り響く感じでした。ホールも、たぶん徹底的に改修されていると思います。すごくきれいでした。（建物自体の歴史は古いと思います。）帰りに、お客として入る側のホール外観がちょこっと見えたのですが、外壁は白く、ライトアップもされ、とても素敵でした。
　今日は歌のゲストは、井上あずみさんと木村弓さんのお2人という、少し変則的な編成で、井上あずみさんの娘さんで、シンガーの「ゆーゆ」さんが、1曲、ジブリソングを披露してくれました。（映画｢コクリコ坂から｣主題歌｢さよならの夏｣。）この曲のオーケストレーションも、僕が手がけました。最初の汽笛が鳴るシーンを、楽譜で、ファゴットとホルン2本のアンサンブルで表しているのですが、難しいかなと思ったら、さらりと皆さん演奏してくださり、さすが団友オケ・・・と思いました。コンマスと打楽器奏者以外には、今日初めての新曲と言うことで、大変なご苦労をお掛けしてしまいましたが、すばらしく演奏してくださり、オケの皆さん、ありがとうございました。
　そして、このコンサートの新しい試みとして、「さんぽ」を会場一緒になって歌うとき、事前募集した子どもたち30人をステージに上げて、みんなで歌うというのがありました。応募は100人以上あったらしいです。ちゃんと、このコーナーのためのリハーサルもありました。リハの時はちょっと固かった子どもたちも、本番では大きな声で元気よく歌ってくれました。ありがとうございました。
　今日は朝からチケットの問い合わせがひっきりなしにあり、当日券の販売も検討されたようですが、当日券はなかったようです。また、全席自由のため、多くのお客さんが、早くから入場待ちの列を作られたそうで、お疲れさまでした。ありがとうございました。
　そんなこんなで、最後は大いに盛り上がって終わり、たくさんの拍手をいただけました。いいコンサートだったと思います。
　僕にとっては数年ぶりの高知県来訪で（前回は旅行で来ました）、今日は帰りに「はりまや橋」が一瞬見えたり、路面電車を見かけたり、｢高知城まで250メートル｣の標識を見かけたりと、また今度、ゆっくり高知県に来てみたいと思いました。
　今日のコンサートに来てくださった皆さん、オケ、キャストの皆さん、スタッフの方々、本当にお世話になりました。ありがとうございました。お疲れさまでした！　また次回もよろしくお願いします！
♪プロローグ　出会い（天空の城ラピュタ）
♪グランマドーラ（同上）
♪君をのせて（同上）★
♪人生のメリーゴーランド（ハウルの動く城）★
♪世界の約束（同上）★
♪デッキブラシでランデブー（魔女の宅急便）★
♪オソノさんのたのみ事（同上）
♪海の見える街（同上）
♪いつも何度でも（千と千尋の神隠し）
♪となりのトトロ（となりのトトロ）★
♪さんぽ（同上）★
♪さよならの夏(コクリコ坂から)★
♪アシタカせっき（もののけ姫）
♪アシタカとサン（同上）
♪もののけ姫（同上）★
♪風の谷のナウシカ（同上）★
♪遠い日々（同上）★
アンコール
♪崖の上のポニョ（崖の上のポニョ）
★・・・僕がオーケストレーションした曲。