muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

椙守先生のレッスン

かつてレッスンに伺った懐かしい町並み

 子供の頃お世話になっていた、椙守(すぎもり)先生に久しぶりにピアノのレッスンを受けに、北池袋のご自宅まで伺った。
 今回見て頂くのはモーツァルトのピアノソナタヘ長調 KV300k(332)全楽章だ。椙守先生がウィーンに留学された際、初めてレッスンを受けたのがこの曲ということで大変に思い入れがあるそうだ。
 実際のレッスンでは、リズムを正確に取ること、モーツァルトの音楽は、フレーズが小節をまたがないこと、などを丁寧に教えてくださった。ときどき先生も弾いてくださるのだがやはりうまい。
 第3楽章、僕が弾く前に「エチュードにならないでね」と一言。この言葉に集約されるだろう。モーツァルトの音楽は高貴なものだから(親しみやすくはあるが)、リストなどのようにバリバリ弾いてはそぐわないのだと思う。
 細かいところをいろいろとアドバイスしてくださった。大変有意義なレッスンだったと思う。
 先生のお宅は、北池袋に伺うのはそれこそ10年以上ぶりで、ご自宅も改築なされて、レッスン室にはグランドピアノが3台あった。YAMAHAが二台と、多分先生が弾かれるのはベーゼンドルファーだ。いいなぁ・・・。
 レッスンのあといろいろお話をしたが、僕が「シューマンに興味があるんですけど・・・」と言ったら「森の情景がいいわよ」とおっしゃった。この曲集タイトルしか知らないが、いずれチェックしたい。
 いろいろ僕もレパートリーを増やさないと・・・。