ハウルの動く城

　立川の映画館で「ハウルの動く城」を観てきた。
　読売新聞の景品で無料券を2枚持っていたので友達と行ってきた。去年の11月から公開してるのについ最近くれるんだもの・・・。
　映画だが、つまらなくはないのだが、なんとも感想を言いにくい映画だったような気がする。普段自分が芝居を観るときに感じる、「この芝居、演劇的には価値があるんだろうが、僕にはぴんと来ないなぁ・・・」という感覚を思い出した。
　気になっていた木村拓哉の声の演技だが、可もなく不可もなしという感じか。あまり声に感情が込められていないのは演出なんだと思った。倍賞智恵子はうまかった。
　音楽はとてもよかった。ライトモチーフで同じフレーズがアレンジを変え全編に流れる、BGMが流れるシーンはとても多いのだが、耳障りにならず自然に感じられる、とてもいいと思った。
　ソフィー、ハウル、荒地の魔女を中心に物語が進んでいくが、映像はとても美しいのに（細部まで演出が行き届いている）、肝心のストーリーがよく分からない。どこで感動すればいいんだろう？　みたいな印象。動く城の造形は素晴らしい。映画的なカットも素敵だ。
　宮崎アニメを映画館で観たのは初めてだ。もののけ姫は開始30分で観るのをやめ、千と千尋は最後まで観たが「別に・・・」って感じだった。ナウシカやトトロは観た覚えはあるが記憶の彼方・・・。自分と宮崎アニメの相性はあまりよくないのかも知れない。
　17:00上映の回で観たが席の埋まり具合は3割くらいだったかな。
●スタジオジブリのサイト・・・http://www.ntv.co.jp/ghibli/