muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

「4つの展覧会」サムライナンバーナイン「蝶のいない街」

会場に届けられた花

 上野で4つの展覧会を見てきた。
●台風被災復興支援 厳島神社国宝展(芸大美術館)
●芸大コレクション展「資料は繋ぐ〜名作と下絵・連作」(芸大美術館)
●世界遺産・博物館島 ベルリンの至宝展〜よみがえる美の聖域(東京国立博物館)
●恐竜博2005〜恐竜から鳥への進化〜(国立科学博物館)
 厳島神社国宝展は平家納経が素晴らしかった。楷書の字がとっても美しい。国宝がいっぱい展示されていた。展示が1フロアだけなのでボリュームは小さめ。安徳天皇の御玩具かという小さな扇も愛らしかった。
 「資料は繋ぐ」は、まず最初に高橋由一の「鮭」がある。このブログでも書いた、「すぐ壊れちゃった鮭ストラップ」の因縁の鮭だ。この絵ってかなり大きいのね・・・。あとは「序の舞」とその下絵とか。黒田清輝もあった。こちらも展示は1フロアだけである。
 「ベルリンの至宝展」はベルリンに建設されている博物館5つくらいからなる島(世界遺産だそうだ)の博物館から、古代エジプトから近代ヨーロッパ絵画までの幅広い展示。ボリュームもあった。近代絵画の部ではドイツ近代の、日本では有名ではない作家のものばかり。でもマネの絵が一点あったのでよしとしよう。古代ギリシャ、ローマ、イスラム文化などもいろいろあった。
 恐竜博2005は世界最大のティラノサウルス「スー」の展示があった。かなり巨大だ。デジカメでぱしゃぱしゃ写真を撮ってる人が大勢いたが、写真撮影可だったのか・・・。デジカメをコインロッカーに置いてきてしまっていたので撮れなかったよ・・・。
 いろんな化石があったが、ティラノサウルスの「糞」の化石もあった。なんか半固形みたいでおかしかった。会場にはそれぞれ2分くらいの映像資料があったが、椅子がないので全部素通りしてしまった。椅子くらい用意してほしい・・・というか2分も立ってられないのか。 <自分
 ほんとはこのほかにラ・トゥール展(国立西洋美術館)も見たのだが、先日感想をこのブログにもあげているので割愛。
 夜は新宿にあるタイニイ・アリスにて演劇サムライナンバーナイン番外公演「蝶のいない街」初日を観た。(作・演出・出演 吉見フレディ)
 感想だが、こういうスタイルのが好きな人にはいいが、好きでない人にはどうも・・・という内容だった。僕は後者のタイプなので趣味に合わなかった。
 ストーリーは、互いに関連のないいくつかのものがかみ合っていくという内容である。それ自体はオーソドックスなスタイルかも。洋楽のWe Are The ChampionをBGMにしたシーンは、音楽の力もあって結構よかった。
 終演後、初日のお祝いだからか、飲み物(ビールやソフトドリンク)とおつまみの振る舞いがあった。役者さんともお話しできてうれしかった。
 公演は17日まで。
●芸大美術館のサイト・・・http://www.geidai.ac.jp/museum/
●東京国立博物館のサイト・・・http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00
●国立科学博物館のサイト・・・http://www.kahaku.go.jp/
●演劇サムライナンバーナインのサイト・・・http://www.samurai9.com