muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

LIVES公演「瀬戸の花嫁」

ロビーに届けられた花

 下北沢の北沢タウンホールにて、LIVESプロデュース公演「瀬戸の花嫁」初日を観てきた。(作・演出・出演 大浜直樹)
 LIVESの公演は過去に何回か見たことがあり、それはいずれもコント(?)よりの公演だったのだが好印象を抱いていた。だから今日は期待しながら劇場に行ったのだが、期待通りの舞台を見せてくれた。
 ストーリーは、離島(瀬戸内海に浮かぶ島?)でのお見合いパーティをモチーフにしたもの。島の男たちに東京から女性がやってくるのだ。
 まず細かい演出が光る。脚本のそこここに、一工夫も二工夫も加えてある。ありがちな、登場人物たちの「勘違い」による笑いもいっぱい取っていた。
 舌を巻いたのは音響(BGM)とセリフの絶妙の間合い。ぴたっとはまるのだ。セリフが終わるのと同時にBGMが盛り上がったり、BGMが終わるときに芝居も一段落付いたりするのだ。BGMは勝手に進むので、セリフの方でうまく同期を取っていたのだと思う。かなり練習したのでは・・・。
 役者が女性をダンスを誘うときに「Shall we dance?」と言うセリフがあり、なぜだかはわからないが涙が出てきそうになった。うまく切なさが表現できていたと思う。
 二時間近くの芝居にもかかわらず、時間がたつのを忘れるくらいよく笑い、感動した。LIVESは「演劇」をやっても水準以上のものを見せてくれた。これからも頑張ってほしいと思う。
 公演は11日まで。三公演しかしないのはもったいないが、千秋楽まで頑張ってください!
●LIVESのサイト・・・http://www.lives.cc/