muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

毎コンの声楽部門一次予選

試験者は楽屋口から入る

 第74回日本音楽コンクール(通称毎コン)の声楽部門一次予選があり、その伴奏で飯田橋のトッパンホールまで行ってきた。
 声楽部門は今年はオペラ・アリアの年で、100人以上の人が受けに来ていた。僕が伴奏した人はバス・バリトンで申請していたらしく、バスで受けていたら今日の午後に審査の順番が来るはずだった・・・と言っていた。一般に歌の場合、午前中など早い時間は声が出ないものなのだ。(体が起きてないので。)
 で、午前中に受付をすませ、(男女別の)控え室に通される。控え室は声出しのみ可能で、伴奏との合わせはできないようになっていた。(ピアノはあるが使用禁止。)
 一次予選は任意のオペラ・アリアを一曲歌うことになっている。(7分以内。)僕が今日伴奏したのは、モーツァルトの「フィガロの結婚」の中のバルトロのアリアだ。
 トッパンホールって前から名前は知っていたのだが、行くのもそこで弾くのも今日が初めてであった。「響くホールだよ」と聞いていたのだが、まったくその通り。非常に残響があり、ピアノはまともに弾いたら響きすぎるので音量のセーブに気を遣いながら弾いた。ピアノは確かスタインウェイだったと思う。ピアノの蓋は半開であった。
 ほかに受けに来ている人で知っている人にも出会い、「最近どう?」みたいな話をする。
 一次予選の結果発表は今夜。会場に掲示されるほか、電話でも(録音で)結果が聞けるようである。また、毎日新聞の翌日の朝刊にも結果が掲載される。受かってるといいなぁ・・・!
 帰りはコンクール主催者で用意しているマイクロバスでJR飯田橋の駅まで帰ってきた。一時間に二本ずつ駅と会場を往復しているとのことである。
●日本音楽コンクールのサイト・・・http://www.nhk.or.jp/event/music/nihononkon.html