muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

プラド美術館、最澄、湯川秀樹/朝永振一郎

最澄展の看板

 4/6のことになるが、上野の美術館・博物館を廻っていろいろ展覧会を見てきた。ナスカ展、聖徳太子像、ロダンとカリエールは以前も見てブログに感想を記載済みなので、初めて見たものに限って記します。
 以下、見てきた順。
(1)プラド美術館展(東京都美術館)
(2)天台宗開宗1200年記念 特別展「最澄と天台の国宝」(東京国立博物館)
(3)日本の科学技術者展シリーズ第3回 生誕百年記念 湯川秀樹朝永振一郎 素粒子の世界を拓く(国立科学博物館)
●プラド美術館展
 スペインはマドリードのプラド美術館所蔵の絵画の展覧会。知ってる画家はゴヤとルーベンスだけだった。この頃の時代の絵画は、妙に写実的で、印象派が好きな自分にはちょっと物足りないような気もした。静物画もあった。ちょっと驚き。
●最澄と天台の国宝
 年配の人でごった返してるかと思ったら、空いてはいないもののそんなにたいした混雑ではなかった。
 日本各地のお寺から集められた仏像や写経などの展覧会。国宝、重要文化財も多数展示されていた。仏像は通常は50年に一度しか開帳しないものの展示などなかなか見応えがあった。また、「お寺での展示では絶対に見ることのできない」仏像の後ろ姿も拝めた。(張りぼてって感じだったりして、見てもあまり感動はない。)
 また、掛け軸(曼荼羅だったかな)の写真が張り出されていて、「この作品は展示予定だったものの、2005年に盗難に遭い、現在も行方がわかりません。情報をお持ちの方はぜひお寄せください。」というどっきりものもあった。重要文化財だったと思う。
 仏像は見ていて心が癒される。ちょっと腰を捻った粋なポーズの仏像もあった。
●湯川秀樹朝永振一郎 素粒子の世界を拓く
 いうまでもなく日本のノーベル賞受賞者二人である。湯川秀樹は36歳で文化勲章も受章していたそうだ。(!)
 ノーベル賞のメダルや賞状もあったが、案の定レプリカであった。(当然か。)
 二人の学生時代のノートなどが興味深かった。古き良き昭和の時代の最先端科学の匂いをかいだ気分・・・。
 文章の書かれたパネルもいっぱいあって、なるべく楽しめるような展示にしようという意気込みは感じるものの、やっぱり素粒子がどうのこうのという説明になると難しくてわからなかった・・・。
●東京都美術館のサイト・・・http://www.tobikan.jp/
●東京国立博物館のサイト・・・http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00
●国立科学博物館のサイト・・・http://www.kahaku.go.jp/