R-vive公演「雨フル町ノ童話’06」
池袋のシアターグリーン エリア171にて、R-vive(リバイブ)公演企画其の九「雨フル町ノ童話'06」公演3日目のソワレを観てきた。(脚本・演出 藤井ごう)
小さな町の家を舞台に、18年前に起きた放火事件を、童話「マッチ売りの少女」を絡めて描く、姉妹の物語。
非常に舞台的な舞台。冒頭の、マッチの火を思わせる演出、音響に合った演技なども含め、やや「舞台的な」間の悪さ(というか、登場人物たちがどうしてああ煮え切らない態度なのか)も相まって舞台的なものを作り上げていく。
今日は、妹役の村松えりちゃんにお誘いされ訪れたのだが、えりちゃんは、普段の彼女と役の性格が一致していて自然な演技をしていた。ほかの役者陣も、小劇場によく合った舞台的な演技。
脚本、演出はなにかの演劇賞の最終選考に残ったということもあって、手堅く作っていた。後半、緊張感のある展開は、役者の息づかいまで聞こえてきそうだった。
公演は20日まで。千秋楽まで頑張ってください!
●R-viveのサイト・・・http://hw001.gate01.com/shelf/r-vive/