muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

大導寺錬太郎 ピアノリサイタル 2007

開演前の大道寺くん

 芸高・芸大時代の同級生、大導寺錬太郎くんのピアノリサイタルがあり、お茶の水の日本大学カザルスホールまで行ってきた。プログラムは以下の通り。
♪クープラン クラヴサン曲集より
・ゆりの花ひらく
・葦
・アンガジャント
♪ベートーヴェン 自作の主題による32の変奏曲
♪ショパン 12の練習曲 作品25
♪フィシェル III.ソナタ
♪ラヴェル クープランの墓
〜アンコール〜
♪クープラン クラヴサン曲集より2曲
♪ショパン 革命のエチュード
 大ちゃんのリサイタルは、いつも意欲的なプログラムで、前回、前々回もお誘いを受けていたのだがどうしても行けず、今日はなんとか頑張って行こうと努力、やっと伺うことができた。そして、行った甲斐のあるリサイタルであった。
 プログラムを見てもわかるとおり、「これぞピアノ科」という曲目である。ショパンの練習曲全曲をコンサートで弾くというのは、そう珍しいことではないにしろ、かなりの大技である。普通の人にはできない。(僕なんか「木枯らし」1曲弾くのがやっとだ。)
 クープラン(クラヴサン曲集)の音の柔らかさが印象的だった。典雅というものだろう。
 フィシェルは1999年没のチェコの作曲家。今日の第3ソナタは1960年に作曲され、無調風であるが、音楽の各パーツは調性和音によって形作られている。また大変に技巧的に書かれていて、華麗なピアニズムであった。(弟さんが譜めくりしていた。)
 会場には芸高時代の先生や、同級生も来ていて、佐藤久成君、矢澤君とは帰りにちょっと飲んで近況などを語り合った。
 今日は18:00前には御茶ノ水駅を出たのに、鴻巣駅で下りるときにカバンを車内に忘れてしまい、籠原駅まで取りに行ったりして、結局お茶の水から鴻巣まで3時間以上かかってしまった。とほほ・・・。
 大ちゃん、今日は素晴らしい演奏をありがとうございました&お疲れさま〜。