muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

ヴェネツィア絵画のきらめき、ベルト・モリゾ展

素敵なディスプレイ

 渋谷、新宿と廻り2つの展覧会を見てきた。見てきた順に記します。
●ヴェネツィア絵画のきらめき 栄光のルネサンスから華麗なる18世紀へ(Bunkamura ザ・ミュージアム)
 ヴェネツィアの古い絵画。ほとんど知っている作家はおらず・・・。ティツィアーノは知ってたかも知れない。
 味わいのある絵が多かった。ただ、あくまでも写実的に描いた絵画の一群があって、写真のなかった当時はもてはやされたそうだが、今の時代となっては物足りない・・・。
 サロメ(生首)の絵もあった。
●【特別展】美しき女性印象派画家「ベルト・モリゾ展」(損保ジャパン東郷青児美術館)
 この前東京都美術館でモリゾの代表作「ゆりかご」を見たばかりだが、今度は回顧展である。日本初だとか。
 出品数はあまり多くはなく、ほとんどが個人蔵のものだった。モリゾって本国ではもてはやされてはないのかなぁ。東京富士美術館所蔵のものが2点あった。あと、9/19から展示されるという作品も2点あり、今日は見れなかった。
 モリゾの姉の絵や、マネやルノワールがモリゾを描いた作品(油絵ではないけど)も展示してあった。
 「監修者の希望により」高い位置に展示されている油絵もあった。モリゾは関知してないと思うが・・・。
 モリゾについてはNHKの「迷宮美術館」で特集を見たことがあって、マネも彼女のことを絶賛していたとか。(あなたが一番いい画家だった、と言ったらしい。)
 通常の常設3点(ゴッホ「ひまわり」、セザンヌ、ゴーギャン)のほかに、ルノワールの油絵が2点あった。プチ収穫。
 今日は渋谷駅から新宿西口行きのバスがあるというので乗ったのだが、ちょうど損保ジャパンのビルの前に停留所があり、新宿駅から歩かなくてすんだ。さらに、このバス路線の途中には、オリンピックセンターの前の停留所もあり、今日はこれから赤毛のアンの稽古があるので、損保ジャパン美術館からオリセンまで直通であった。便利!
 今日は火曜日だったが、昨日が振替休日の月曜ということで、昨日開館、今日振替休館の美術館が多く、今日やっているところを「狙って」行ってみた。国立新美術館、サントリー美術館は火曜休館だし。
 今日の写真は、Bunkamuraのビルに飾られていた展覧会のディスプレイ。