muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

日本美術「今」展 ほか10の美術館、博物館

青山ユニマット美術館

 都内各地を廻り、いろいろ展覧会を見てきた。以下、見てきた順。なお、今回は1人で行動した。
(1)フィラデルフィア美術館展(東京都美術館)
(2)大徳川展(東京国立博物館)
(3)ムンク展(国立西洋美術館)
(4)生誕120年記念 色彩のファンタジー シャガール展(上野の森美術館)
(5)〈三越美術部100年〉東京藝術大学創立120周年記念企画 日本美術「今」展―絵画、彫刻、工芸―(日本橋三越)
(6)特別展「美の求道者 安宅英一の眼 ― 安宅コレクション」(三井記念美術館)
(7)常設展 シャガールとエコール・ド・パリ(青山ユニマット美術館)
(8)特別展示 印象派展(同上)
(9)「アムステルダム国立美術館所蔵 フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展」(国立新美術館)
(10)安齊重男の“私・写・録(パーソナル フォト アーカイブス)” 1970−2006(同上)
(11)「BIOMBO(ビオンボ)/屏風 日本の美」(サントリー美術館)
(12)「ベルト・モリゾ展」(損保ジャパン東郷青児美術館)
 初めて行ったものと、感想があるもののみ記します。
●フィラデルフィア美術館展、大徳川展
 朝一で行ったので空いていた。フィラデルフィア美術館展は、今日は65歳以上の人は無料なんだそうだ。
●日本美術「今」展
 芸大の教授、准教授陣による大展覧会。日本画、洋画、彫刻、工芸と幅広い。僕も名前を知っている人が何人もいた。有名どころでは平山郁夫先生、日比野克彦先生など。
 素人の感想だが、彫刻の方がより「自由度」が高いような気がした。
 図録で、1点1点に作者のメッセージが書かれていて、今までで一番買いたい図録だった。(買わなかったけど。)
 metroさん、一緒に行きますか〜!?(今月28日までやってますけど・・・。)
●安宅英一の眼
 企業コレクション。ただし、母体となった企業はダメになってしまい、大阪市が引き取った。
 品のいい陶磁器のコレクション。1点1点に説明文が付いているのでちょっと疲れた。その上作品によっては安宅さんのこぼれ話が掲載されているので大変だった。(長文だと特に。)
 国宝も展示。国宝の茶碗は見事だった。
●シャガールとエコール・ド・パリ
 青山ユニマット美術館(今日の写真)は初めて行く美術館。入館料を払う際に簡単なアンケートに答えたので、非売品の絵はがきをもらえた。3種類ある中から1つ選ぶ。僕はシスレーの絵はがきにした。で、絵はがきの裏面を見たら「箱根芦ノ湖美術館」とある。検索してみたら、青山ユニマット美術館の前身なのであった。(すでに閉館。)
 まずは4階のシャガールの部屋へ。シャガールが何点かあった。油彩画が主だ。この美術館の作品の8割くらいに説明文が付いているので、理解が深まった。この部屋では「ブルー・コンサート」が目玉らしい。
 3階は藤田やピカソの油絵、ミロなど有名どころを揃えている。(知らない作家もあったが。)作品数は多くはないが、見応えはある方だと思う。
●印象派展
 ルノワール、モネ、シスレー(1点しかなかったけど)、ピサロなどまさに「印象派」。日本人が好きそうだ。モネは2,3点あったけど、ルーアン大聖堂(ほとんど原形をとどめず)が気に入った。印象派は大好きだけど、ちょっと飽きてきたかも・・・? 説明文とか読んでも同じようなことしか書いてないし。(図録くらいまで行けば新しい発見があるのかも知れないが・・・。)
 今日は青山ユニマット美術館から国立新美術館まで徒歩で移動。15分以上は歩いたと思う。(地下鉄代をけちった。)あらかじめ青山ユニマット美術館の人に道を訊いたのだが、「途中まで行ったら人に訊いてくださいね」と言われてしまった。(実際そうしたのだが。)青山墓地の中をだいぶ歩いた。で、トンネルがあり途中の階段から下に下りていくと、国立新美術館の搬入口/エントランスなのだが、そこから入っても美術館入口まで上り坂を結構歩かされるのだった・・・。おまけに道を団体客が塞いでいてイライラしたし。
 また、東京自由きっぷで移動していたので、なるべくJRを使おうと、東京ミッドタウン(サントリー美術館)から渋谷駅まではバスで移動。25分もかかってしまった。(座っていたので疲れなかったけど。)
 今日は初めて行く美術展が少なかった。というか、美術館に貼ってあるいろんな展覧会のポスターを見ても、「あれも行った、これも行ったな」というのが多くなっている・・・。もちろん「全部」の展覧会を制覇したわけではないが、めぼしいところはかなり押さえるようになってきている(ような気がする)。あと行ってないのは、府中とか小金井、世田谷とか、都内だけど行きづらいところの美術館など。