muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

シンポジウム「日本電子音楽の創世記」

シンポジウム風景

 昨日のことになるが、芸大でシンポジウム「日本電子音楽の創世記〜芸大音響研究室の活動〜」があり、聴講してきた。
 司会・進行が西岡龍彦先生、パネラーの1人が南弘明先生と、作曲でお世話になったお2人が出ていらしたので、楽しみに出かけた。
 11:00開始で、20分前に5-109(大講義室)に入ったら、かなりの人がいた。若い人が多かったのは、芸大生だろうか。
 日本の電子音楽として、アナログシンセの時代のことを総括するシンポジウムだった。ほかのパネラーは、楽理出身の方など。
 南先生(現在芸大名誉教授)は、ご自分でシンセサイザーの回路を作ってしまうほどのマニア。当時の思い出話として、「回路が完成したと思ったら、20円の部品が足りない。そこで300円の電車賃をかけて秋葉原まで買いに行った」など笑いを誘っていた。
 また、南先生の「電子交響曲第1番」のフィナーレの一部を聴かせてくださった。当時のアナログシンセの音ってこういう感じなのね・・・。
 1/4〜6にかけて、当時のアナログシンセを使った新作発表があり、聴きたかったが、スケジュールの都合で断念した。デジタル全盛の時代にどういう風にアナログシンセの新作を作ったのか、興味があったが・・・。
 シンポジウム終了後、南先生と西岡先生にご挨拶して、芸大をあとにした。