muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

音楽の贈り物〜僕たちのバッハ

開演前のステージ

 横浜みなとみらいホール(小ホール)で、「2008 ニューイヤーコンサート 尾花輝代允(きよみつ)ヴァイオリン・リサイタル 音楽の贈り物〜僕たちのバッハ」があり、ご招待を受けて聴きに行ってきた。
 主催は、いつもお世話になっている「国連クラシックライブ協会」の併設団体である、劇団Y.P.Aである。尾花先生のほか、赤毛のアンですっかり顔なじみの役者さんたちがいっぱい出演していた。
 今日のコンサートは、バッハ(尾花先生扮する・・・セリフもいっぱいあるし、歌も歌われる!)とその子どもたち(バッハは実に20人の子持ちだったという)が織りなす寸劇の合間に、バッハ作品を演奏、というスタイルを取っていた。曲目は、平均律クラヴィーア曲集、インヴェンション、パルティータ(以上ピアノ独奏)、無伴奏チェロソナタ、無伴奏ヴァイオリンソナタ、ブランデンブルク協奏曲、コーヒーカンタータ、「主よ人の望みの喜びよ」、G線上のアリアと、名曲が盛りだくさんだった。
 3人のピアニストが演奏したのが非常に巧くて感心した。これがCDだったら単なるBGMになってしまうところだが、生で聞くと非常に引き込まれる。バッハの曲は、低声部(バス)がよく動くのだが、それが非常に曲に緊張感をもたらして快かった。東京音大ピアノ科の大学院生(暮れの赤毛のアンで譜めくりしてくださった男性)が、ブランデンブルク協奏曲(第5番の第1楽章)のピアノ(オリジナルではチェンバロ)を弾いていたのだが、最後の方のカデンツァ(独奏)が圧巻だった。舌を巻いたよ。
 このコンサートは、今日はバッハだったが、モーツァルトやベートーヴェンなど、シリーズ化もしていきたいそうである。会場に国連クラシックライブ協会の小池代表もいらしていて、ちょっとお話ししたのだが、「ゆくゆくは室谷くんも出演してね」とうれしいお言葉をかけられた。今日も、ピアニストとして出演したかったのは山々だが、「バッハの子ども」にしては年齢がねぇ・・・。年を取るのは悲しいことだ・・・。
 出演者・スタッフ双方に知り合いがいっぱいいたので、開演前と終演後は挨拶回りに忙しかった。今後、仕事でご一緒する人に紹介されて、「よろしくお願いします」したり、尾花先生にもご挨拶した。
 今日の出演者は、ドレスを着て、金髪のカツラを被り、当時の服装を模していた。合唱やダンスもあり、大変だったと思う。お疲れさまでした。
 今日は、マイミクふなうた氏が同行してくださった。(ありがとうございました。)コンサート前も、一緒に横浜美術館で「GOTH(ゴス)展」を見たり、ランドマークタワー展望台で夜景を楽しんだりした。「GOTH展」は2回目で、以前のブログに感想があるので割愛、ランドマークタワーについては後日書きたい。
 往復共に湘南新宿ラインで行ったのだが、帰りは30分もホームで立ちっぱなしで待っていたので疲れた。(電車では座れたけど。)でも、定刻通りに運行されていたのでよかった。(湘南新宿ラインはすぐに運休や遅れが生じる。)
 今日ご出演の皆さん、スタッフの方々、楽しいコンサートをどうもありがとうございました&お疲れさまでした!