muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

ヘンゼルとグレーテル 本番

このピアノがあとで・・・

 劇団YPA、さいたまKIDS浦和(ともに国連クラシックライブ協会の関連団体)主催、オペラ「ヘンゼルとグレーテル」(フンパーディンク作曲)本番があり、浦和コミュニティセンター 多目的ホールに行ってきた。
 ゲネプロが11:00からあり、その1時間ほど前に会場入りした。
 今日は13:00開演、16:00開演の2回公演で、16:00の部には僕の家族(両親、妹、姪)、ヒロリンさん、昔ソルフェージュを教えた長浜さんのお母様がいらしてくださった。(ありがとうございました。)
 2回の本番は大きなミスなく終えることができた・・・が、ピアノ(楽器)に大きなアクシデントがあった。
 1回目のオペラ本編終了後、アンコールのガーシュウィンを演奏しているときに、鍵盤に違和感を感じ、終演後急いでチェックしたら、中央のB(シのフラット)の鍵盤がおかしくなっていた。普通は鍵盤を押しっぱなしにすると音が伸びるのだが、その鍵盤は、押しっぱなしにすると音が止まってしまうのだ。(説明がわかりづらくてすみません。)このままでは2回目の本番にこのピアノ(今日の写真のピアノ)を使うわけにはいかない。
 ピアノの上には、譜面しか乗せていないので異物が混入することもないし、本番最中の出来事なので、誰かがいじるということもない。施設の方にもチェックしていただき、ピアノ内部を照らしてみたが、特に外見上変わったことはなかった。まったくもって不慮の事態である。
 練習だったら(我慢して)そのピアノを使い続けることもありだが、さすがに本番なので、別の部屋にあるピアノ(グランドピアノ)と交換していただいた。フルコンのピアノは多目的ホールにしかないので、ちょっと小さなピアノになってしまったが、この際仕方ない。
 1回目の公演終了後、ダメ出しがあり、変更も加えられた。ピアノに関するものは、ヘンゼルとグレーテルの芝居が長くなる箇所があり、次の音楽に移るきっかけセリフの変更である。ほかにも、役者の出入りや衣装に関するダメ出しがあった。あと、曲が終わって拍手をいただき、その次の音楽に移るときにもうちょっと「間」をもたして、というのもあった。
 今日はお弁当の配布は1回だけという話だったのだが、お弁当があまったので1つ余計にいただけました。(ありがとうございました。)マチネの直前に食べて、ソワレの前にも食べる。(太る。)
 すべての公演終了後、出演者全員舞台に集合して写真を撮った。お菓子の子どもが衣装に付けていた、(本物の)お菓子の首飾りは、そのまま子どもたちへのお土産となるそうだ。
 今日の公演は指揮者がいないので、タイミングを取りづらい場面もあったと思う。子どもたちが合唱で歌うところや、フィナーレでフェルマータっぽくなるところなど、結構ドキドキしたが、みんなよくやってくださったと思う。
 短い練習期間だったが、僕にとっても初めての演目で、久々に稽古から本番まで1つのオペラに付き合うことが出来、有意義だったと思う。(最初の頃はそれこそ必死にさらい、初めての稽古でかなりものになったピアノに仕上げて行った。)今回のヘングレ、再演の機会があるといいが・・・。
 今日ご出演の皆さん、スタッフの方々、お疲れさまでした&ありがとうございました!