muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

日本歌曲公開講座(さいたま市大宮音楽家協会)

リハーサル中

 今日で本番3日連チャンである。ハード・・・。
 本日は、さいたま市大宮音楽家協会主催、会員による、日本歌曲公開講座。講師にはTVでも大活躍の青島広志先生をお招きした。会場は川口リリア1F催し広場。広場とは言っても、実際は小ホールである。(密閉された空間です。)
 開演するやいなや、青島先生はピアノに陣取り、「明日は何の日か知ってますか〜? そう、あれですね〜」と言って「たなばたさま」を弾きはじめ、そのまま会場の皆さんと合唱した。これでお客さんの心をぐっと掴んでしまった。
 青島先生は今日は、会員の独唱と、ママさんコーラスの合唱を見てくださった。すべて日本歌曲で、山田耕筰の「砂山」や「この道」などの名曲から、青島先生の作品まで揃った。
 僕は今日は、4曲伴奏した。(ソプラノ碓井さんの独唱で「浜辺の歌」、「風の歌った歌 そのI」(青島広志作曲)、合唱で「砂山」(山田耕筰)、「中国地方の子守歌」(山田耕筰編))
 浜辺の歌で、青島先生が(評価はともかく)元気のいい伴奏をなさるので、僕もつられて元気よく浜辺の歌の伴奏をしたら、青島先生がそのあとご自分でソフトペダル多用の静かな伴奏をなさった。そして再び僕が浜辺の歌の伴奏、今度は青島先生のようにソフトに弾いたら、先生が「一度の指示でここまで変えられるとは・・・あなたどこの学校?」とお聞きになり、僕が「先生の後輩です」とか答えて、ちょっと盛り上がった。(青島先生は芸大ご出身。)
 青島先生の作品「風の歌った歌 そのI」では、曲にまつわる思い出話もしてくださり、先生自身が伴奏された。10代のときの作品で、当時プロコフィエフに傾倒していたそうである。
 とにかく青島先生はお喋りが巧みである。講座の2時間(時間オーバーしてもっとやった)中、ずっと早口で喋りまくっていた。TVのお話から、古い作曲家の思い出話まで多彩なお話で、すっかり引き込まれてしまった。
 終演後は、物販があり、青島先生の著作やCD、DVDなどの販売に大勢の人が集まって買い求めていた。僕も先生から「あなたの連絡先を教えてください」と言われ、名刺を差し上げ、うれしかったので来月行われる青島先生のコンサートのチケットを購入した。なんでも、「蝶々夫人がピンカートンを殴りにアメリカへ空飛ぶ絨毯に乗っていく」というとても面白いストーリーだそうである。(C.Cレモンホールにて。)
 チケットを購入したら、青島先生が僕に、その場で売っていた著作をプレゼントしてくださった。(もちろん青島先生の本。)感激してしまった。
 その後、講座の打ち上げがあり、青島先生は欠席されたが、今日の受講者で食べたり飲んだり盛り上がった。
 今日の日本歌曲公開講座は、最初どんな風にされるのだろうかと不安もあったのだが、蓋を開けてみたら、すっかり青島ワールドに取り込まれ、非常に充実した、有意義なものとなった。
 今日ご出演の皆さん、お疲れさまでした&ありがとうございました!
※告知です・・・明日7日、19:00開演で音楽劇「バッハ物語」の公演があります。(国連クラシックライブ協会主催。)会場は浦和パルコ10階多目的ホールです。私も衣装とカツラを着けてバッハの曲を演奏します。(ピアノソロもあるし、合唱の伴奏などもあります。)まだまだチケット取り扱っておりますので、よろしかったらぜひご来場ください! チケットは1枚2000円で、全席自由です。お問い合わせは muroya@mail.raidway.ne.jp までお願いします。開演30分前とか、直前のお申し込みでも大丈夫ですので、ぜひよろしくお願いします!!