muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

カナダの自然、小袖 ほか6つの美術館、大使館

「小袖」展の看板

 8日、13日、14日と都内でいろいろ展覧会を見てきた。すべて1人で行動した。以下、見てきた順。
(1)ジョージ・ラーブ・エッチング展:カナダの自然(カナダ大使館)
(2)ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密(国立新美術館)
(3)初公開 松坂屋京都染織参考館の名品 小袖 江戸のオートクチュール(サントリー美術館)
(4)里山 今森光彦 写真展(大丸ミュージアム東京)
(5)絵で読む宮沢賢治展-賢治と絵本原画の世界(日本橋三越本店)
(6)特別展 美術の遊びとこころIII NIPPONの夏 −応挙・歌麿・北斎から「きもの」まで−(三井記念美術館)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●カナダの自然
 カナダ大使館内部の展示なので、見られる人は限られるなぁ・・・。
 カナダの自然。美しい。
●小袖
 江戸時代の着物や、そのデザインブック(当時のもの)、装飾品など。
 着物は色あせているものもあって、当時がしのばれる。櫛やかんざしなどの装飾品が美しかった。
 小袖にひらがなや漢字などの「文字」を刺繍(ししゅう)してあるものがあり、なかなか斬新だった。
●里山
 この人の写真展は、先日東京都写真美術館で見た昆虫写真展に続いてだ。里山の美しい自然写真が並ぶ。ただ美しいだけではなく、昆虫の死や、人間の営みとの関わりを持つ写真もある。
 ほとんどの写真に、短いながらもキャプションがついているので、結構疲れた。
 人家の庭先に、アゲハチョウが飛んできたその一瞬を写している写真もあったりして、撮影の苦労が偲ばれた。
●宮沢賢治
 宮沢賢治といえば、僕が小さい頃、父が毎晩賢治の童話を読み聞かせをしてくれたり、最近では「セロ弾きのゴーシュ」(音楽劇)に関わったりして、親しみがある。
 賢治の原稿がいろいろ展示されていたが、ほとんど複製だったのでがっかり・・・。書簡やはがきなどは実物展示。
 「雨にも負けず」の手帳(実物)が展示されていて収穫。鉛筆書きの字が生々しかった。
 賢治の童話に寄せる絵がいろいろ展示。和田誠、安野光雅など著名な人の絵もあった。しかしこのコーナーはあまり感心せず・・・。(賢治そのものの資料を見たかったので。)
 映像コーナーでは「銀河鉄道の夜」をモチーフにした作品を流していた。
●NIPPONの夏
 初めてではないが(たぶん今日で3回目)、後期展になっていた。前回までと明らかに違う展示はよくわからなかったが、浮世絵で展示替えがあったようだ。
 この美術館にしては珍しく、混んでいた。お盆期間は20:00まで開館延長しているようだ。