muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

ボストン美術館浮世絵名品展 ほか7つの美術館、博物館

きれい・・・

 昨日のリベンジで、今日はいろいろ展覧会を廻ってきた。あいにくの雨模様で、時間帯によっては止んでいたが、土砂降りのときもあり難儀した。今日は、道程の一部でマイミク池田良くんがご一緒くださった。以下、見てきた順。
(1)特別展ボストン美術館浮世絵名品展(江戸東京博物館)
(2)企画展 浅草今昔展(同上)
(3)日本の書跡―かな古筆と近世雅人の書(泉屋博古館分館)
(4)日本・インドネシア共和国 国交50周年記念 インドネシア更紗のすべて―伝統と融合の芸術(大倉集古館)
(5)漆、新しき経験―池田巖 1960-2008(智美術館)
(6)巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)
(7)巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)
(8)ジョットとその遺産展(損保ジャパン東郷青児美術館)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●ボストン美術館浮世絵
 これまで秘蔵とされてきた逸品を展示。保存状態のよいものもあり、なかなかよかった。富岳三十六景の有名なものもあったが、これで何度目だろう・・・。つい最近もどこかで見たばかりだ。
 写楽もあった。見事な役者絵だった。
 音声ガイドを利用。ナレーションは里見浩太朗。ちょっと時代劇っぽかった。(喋る調子が。)
●浅草
 浅草の今昔。とある神社の秘宝の剣(すごい錆びてるけど)が出品してあって、収穫。あとはあまり印象に残ってないです。
●日本の書跡
 「佐竹切」が見られて大満足。(男性だったけど。)その、くじ引きの際の書類も展示されており大変興味深かった。(36人の値段表など。女性は高い。)
 かなによる和歌はどこまでも優美だなぁ・・・。こういうのの審美眼を養いたいと思った。
●インドネシア更紗
 いろんな布が展示してあった。昔は王族しか着られない柄もあったそうだ。
 民族楽器が展示してあり、竹の木琴みたいなやつ(?)、銅鑼、ガムランを実際にさわれた。(音を出せた。)何とも言えない味わいの音色だ。
●池田巖
 芸大の先輩にあたる人で、松田権六に師事した人。海外の美術館に所蔵されるなど、経歴も豪華。
 「用」を持たない作品が、純粋芸術みたいで印象に残った。
 いつも思うけど、油絵や日本画より、工芸の方が「商売」には適していそう・・・。(どうなんでしょうか。)
 泉屋博古館分館、大倉集古館、智美術館の3館は、地下鉄「六本木一丁目」駅から近いところにまとまっていて、見て回るのに便利だ。(すべて徒歩で廻りきれる。)
 今日の写真は、東京ミッドタウンにあった、日本の秋をイメージした生け花。