muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

レオナール・フジタ展 ほか9つの美術館、博物館

大銀杏(おおいちょう)

 上野と銀座でいろいろ展覧会を見てきました。今日は1人で行動。早起きしたおかげで、予定外の展覧会も見ることが出来た。以下、見てきた順。
(1)菌類のふしぎ きのことカビと仲間たち(国立科学博物館)
(2)特別展「スリランカ−輝く島の美に出会う」(東京国立博物館)
(3)フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち(東京都美術館)
(4)奏楽堂特別展 日本の作曲家シリーズ11 中田喜直展(旧東京音楽学校奏楽堂)
(5)線の巨匠たち−アムステルダム歴史博物館所蔵 素描・版画展(東京芸術大学大学美術館)
(6)退任記念 櫃田伸也(ひつだのぶや):通り過ぎた風景展(同上)
(7)ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情(国立西洋美術館)
(8)日本芸術院 所蔵作品展(日本芸術院会館)
(9)没後40年 レオナール・フジタ展(上野の森美術館)
(10)第26回 童画芸術協会展(銀座松坂屋別館)
(11)第21回 日本美術院同人展(同上)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●中田喜直展
 「雪の降る町を」「夏の思い出」などの名曲の自筆譜があり、大変興味深かった。ペン書きだったようだ。
 また、「幅の狭いピアノを発明、提唱」「嫌煙家」の面も紹介していた。
 当時の演奏会プログラムが興味深かった。大家の名前もいっぱいあった。
 この展覧会は予想外だった。
●櫃田伸也
 抽象よりの風景画。東京国立近代美術館を始め、国内の美術館所蔵の作品も結構あった。
 作家からのメッセージがなかったのが残念。どういう思いがあるのか、お聞きしてみたかった。
●日本芸術院 所蔵作品展
 入場無料。物故作家の作品がほとんど。○○風・・・みたいなのが結構あった。(失礼。)書の作品も展示されていた。
●レオナール・フジタ展
 とても期待していた。以前あった東京国立近代美術館のフジタ展は見ていないため、今回が初めてのフジタ展になる。(自分にとっては。)
 モディリアーニがフジタを描いた作品があった。(鉛筆画。)
 中期(?)の、乳白色の地の裸婦画が気に入った。猫を描いた絵もなかなかよかった。晩年の作品は、ちょっとカラフルに過ぎるかなぁ・・・。
 今回、大作も日本初公開。迫力ある人物群像だった。
 晩年、礼拝堂を手がけた、その下絵なども展示。迫力あるデッサンだった。
 今回、音声ガイドを利用。31点も解説があり、非常に早口だった。普通の解説だったけど・・・。
●第26回 童画芸術協会展
 友達で、僕のリサイタルにもいらしてくれた、伊藤智之(さとし)さんからのご案内で伺った。
 智之さんは今回3点展示。確かな個性があった。3点は、1点と2点で作風が大きく違っていた。絵の題名が褒められたそうだ。
 智之さんにもお会いでき、いろいろお話をした。制作速度はわりと速い(?)みたい・・・。
 これからもぜひ頑張ってもらいたい。智之さんは絵本も発行されている。
●第21回 日本美術院同人展
 平山郁夫先生の作品があると言うこと(だけ)で観覧。平山先生の作品は1点で、砂漠をゆくラクダの絵だった。サイズは小さい。
 あとは写実画が多かった。多分出品作家の年齢は高い(と思う)。
 今日はまず朝一で上野を廻ったら、最後の方はかなりくたくたになってしまった。その後、文京区の合唱団伴奏があり、仕事先にかなり早く着いたので十分お休みしたら復活した。
 合唱団伴奏のあと、銀座に立ち寄った。童画〜は今日が最終日で、17:00終了のところ、16:30過ぎに到着。ぎりぎりだった。
 今日の写真は、朝、東京国立博物館で撮ったイチョウの写真。大木で紅葉が見事だった。