muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

吉村七重 箏リサイタル2009

夜景

 虎ノ門の「JTアートホール アフィニス」で、「吉村七重 箏リサイタル2009 <箏曲の新たなる領域>」があり、お客として聴きに行ってきた。
 今回は、芸大同期の大谷さんの関係で伺ったもので、委嘱新作初演を含む現代邦楽(箏曲)のコンサート。曲目は以下の通り。
【吉村七重委嘱作品より】
北爪道夫:響きの中で 〜二十絃箏のための (1988)
西村 朗:琉璃琴 〜独奏二十絃箏のための(1999)
福士則夫:火の鳥 〜二十絃箏と笙のための(2009/委嘱新作初演)
【吉村七重初演作品より】
猿谷紀郎:琴座の碧霞(ことざのあお)〜二十絃箏、フルート、チェロのための(2004)
湯浅譲二:箏歌「蕪村五句」(二十絃箏独奏改訂版/2008)
(当日の演奏順とは異なります。)
 猿谷氏の作品がかなり現代的に思えた。個人的には北爪氏の作品が好きだった。(クラシカルな感じで、箏が無理なく鳴り響いている印象。)湯浅氏の作品は、意外なほど"古典的"に思えた。
 どの作品も、個性があり聴いていてよかったと思う。なお、北爪作品と西村作品は、暗譜で演奏された。すごいなぁ・・・。
 会場は初めて行ったところ。交通の便もよく、素敵なホールだった。JTビルにあるということで、ビル前のベンチには灰皿がいっぱい備え付けられていた・・・。
 今日の写真は、会場近くの夜景。