muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

観(かん)じる民藝 ほか7つの美術館、博物館

横浜の着ぐるみ

 仕事前に、横浜でいろいろ展覧会を見てきた。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)−尾久彰三(おぎゅうしんぞう)コレクション−観(かん)じる民藝(そごう美術館)
(2)齋藤和典コレクション「昭和のヒーロー・怪獣おもちゃ展」(横浜人形の家)
(3)朝鮮戦争から60年 戦場の記録−N.Y.デーリー・ニューズ写真コレクションより(日本新聞博物館)
(4)遊牧世界の造形―人と暮らす動物たち―(横浜ユーラシア文化館)
(5)華麗なる能装束 稔りの季(みのりのき)(シルク博物館)
(6)船をとりまくアール・デコ(日本郵船歴史博物館)
(7)ポンペイ展 世界遺産 古代ローマ文明の奇跡(横浜美術館)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●観じる民藝
 民藝自体には、あまり興味はないのだが、古いものがいっぱいありそうで、訪れてみた。結果、江戸時代以降のものがほとんどだったが、平安や鎌倉、安土桃山、室町時代のものなどもあって、それなりに収穫だった。
 壺や工芸品、絵など。李朝朝鮮など、外国のものもあった。
 尾久さん自身が、「平安時代のものとして買ったけど、本物かどうかは・・・」みたいなのがあって(木の仏像)、おいおいと思ってしまった。
●昭和のヒーロー
 ウルトラマンや○○マンなど、昭和のヒーローのおもちゃが所狭しと並べられていて、壮観だった。おもちゃは、超合金(懐かしい)や、ビニールのぬいぐるみ等々。
 斎藤さんは、昭和の時代のリスペクトなどもあって、これらのおもちゃをコレクションされたそうだ。すごいなぁ。保存状態もよかった。
 会場の一角にモニターがあって、これらのおもちゃのCM映像を流していた。もちろん当時のCMである。番組本編(ウルトラマンなど)は、現在でもDVDなどで見ることが容易だが(お金さえ出せばね)、当時のCMは貴重だと思う。大変興味深く拝見した。ポピーからの発売が多かった。
●朝鮮戦争
 朝鮮戦争の記録。当時の写真や新聞。朝鮮戦争勃発を伝える号外は、とても小さかった。
 戦場や兵士の様々な記録写真は、戦争の悲惨さ、無意味さをよく伝えていたと思う。(でも戦争は無くならない。昔も今も・・・。)
●遊牧世界
 家畜に関する古物。説明書きのパネルに、「羊は群れるだけで動こうとしない。山羊は群れの先頭に立って歩こうとするので、羊と山羊を混合して飼うことが多い」とあり、興味深く読んだ。
 展示品も古いものが多く、よかったです。古い土器など、味わいがあった。
●能装束
 様々な現代の能装束。実際に使われたのかなぁ・・・。
 能面に関しては、江戸時代など、古い展示物も多く、よかった。
 お能は、何回か実演を見たことがあるが、あまり良さがわからなかった・・・。最近ご無沙汰なので、また機会があれば観てみたいものだ。(観世栄夫先生も、お亡くなりになったし・・・。)
 今月から、サントリー美術館でも、能の展覧会が始まるので、そちらも見ることになると思う。
 今日は、シルク博物館のある建物の郵便局で、風景印がやっていたので、1枚はがきを購入し、押してもらった。
 今日の写真は、横浜駅前で見かけた着ぐるみ。アライグマかレッサーパンダに見えるが、プロ野球に関係したキャラクターかも知れない。(本文には関係ありません。)