劇団与太組公演 「カンヅメ！〜トキワ荘でルーム・シェア〜」

　下北沢の小劇場楽園にて、劇団与太組旗揚げ公演「カンヅメ！〜トキワ荘でルーム・シェア〜」の舞台を観てきた。（作・演出：スズキ与太郎）公演3日目のソワレを拝見。
　事前に劇団のWEBサイトを見たら、主宰者が、｢カクスコ(昔存在した劇団)みたいな芝居を目指している｣みたいなことが書いてあったので、劇団としてのオリジナリティはいいのかなぁと思った。しかし、いくら芝居がカクスコの亜流、二番煎じでも、舞台そのものが面白ければ全然構わないや、というのが僕のスタンスである。興味を持ちながら劇場に足を運んだ。ちなみに僕はカクスコの舞台は観たことないです。
　で、公演を観たのだが・・・あまり面白さが伝わってこなかった。舞台設定(夢を持つ若者たちが暮らしているアパート)というのも説得力がないし、(あまりよくない意味で)突っ込みどころがぽつりぽつりとあったりするのだ。
　ところどころ笑える部分もあったが、全体としてはあまりいい印象を持てなかった・・・。
　以前観た、｢ガラス玉遊戯｣の劇団と同じところらしく、ガラス玉〜で見た役者さんも何人か出ていた。(懐かしい。)
　公演は11日まで。
　今日の写真は、国立西洋美術館の新収蔵品で、ブラックの静物画。(本文には関係ありません。）
●劇団与太組・・・http://www.yotagumi.net/