muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

ブリューゲル版画の世界 ほか9つの美術館、博物館

古代ギリシア人

 昨日は仕事前に、今日はお休みで、都内でいろいろ展覧会を見てきた。(1)と(2)は、明日「セロ弾きのゴーシュ」で共演する、役者の葛井くんと鑑賞した。ほかは1人で行動。以下、見てきた順。
(1)ナポリ・宮廷と美−カポディモンテ美術館展 ルネサンスからバロックまで(国立西洋美術館)
(2)オノレ・ドーミエ版画展−カリカチュールと初期の政治諷刺画−(同上)
(3)ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界(Bunkamuraザ・ミュージアム)
(4)松濤美術館 30年の記録展(松濤美術館)
(5)エキレキリ エブルアート展 色のシンフォニー(同上)
(6)第32回夏休み塩の学習室「買い物ゲームで塩さがし!」(たばこと塩の博物館)
(7)地中海古代クルーズ -オリーブとワインと・・・-(古代オリエント博物館)
(8)「爬虫類切手図鑑」展(切手の博物館)
(9)マン・レイ展 知られざる創作の秘密(国立新美術館)
(10)オルセー美術館展2010「ポスト印象派」(同上)
(11)佐藤雅彦ディレクション"これも自分と認めざるをえない"展(21_21 DESIGN SIGHT)
(12)国立能楽堂コレクション展 能の雅(エレガンス)狂言の妙(エスプリ)(サントリー美術館)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●ブリューゲル版画
 今日が会期初日。土曜日(しかも3連休の初日)だからか、午前中に訪れたが結構混んでいた。
 会場内の約7割くらいがブリューゲルの版画でした。その点では看板に偽りなし、といったところか。精緻な線描に見とれてしまった。ブリューゲルによる、有名な「バベルの塔」の版画もあった。(元々の絵はブリューゲルじゃないよね?)中世の版画がお好きな人にはお勧めです。
●松濤美術館30年
 この美術館で催してきた特別展のポスターをずらーっと展示。僕がこの美術館に行きだしたのは、そんなに昔のことではないと思う。で、盗作で有名になった和田画伯の特別展のポスターもちゃんと展示されてました。そのポスターには、和田画伯と森村誠一(作家)、あと1人による座談会「和田義彦の世界」の告知もされていて、なんか変な気分になってしまった。
●エキレキリ
 マーブリング。小学生か中学生の頃、この技法を使って作品制作を行ったかも知れない。きれいでした。マーブリングの模様に、具象絵画を入れたりして。
●買い物ゲーム
 いろいろ体験コーナーがあったが、この「買い物ゲーム」が凝っていた。
 要はセルフレジの体験で、商品を買い物かごに入れ、レジに持って行き、自分でバーコードをピッとやる。するとポイントが加算され、品物5点以上で2000ポイント以上になるとレシートが発行されるらしい。
 子どもには楽しいゲームかも知れないが、自分はいつも体験しているようなものなので、いまいちだった・・・。(2000ポイント以下だったし。)
●地中海
 こちらも今日が会期初日。空いていた。B.C.2000くらいからの古い文物。古代地中海の古いものが好きな人にはたまらないと思う。エジプトの遺物や、古代ギリシャの壺、硬貨なども展示されていた。
 古代の首飾りも展示。やや重厚だが、現代でも通用するような雰囲気だった。おしゃれって、いつの時代も変わらないのねぇ・・・。
 会場入口に、古代ギリシア人に扮装しようのコーナーがあり、僕もちょっと衣装と冠を付けてみた。(写真。)撮影を頼める人がいなかったので、自撮りですが・・・。
●爬虫類
 諸外国と日本の、は虫類の切手。(日本のは、ふみの日切手1種類だけだった。)世界各国の、ヘビやらトカゲやら、様々な爬虫類のデザインだった。ソビエトの切手もありました。
●佐藤雅彦
 会場入口で、名前の入力(本名推奨)、身長、体重の測定、瞳の虹彩の登録、空中に星印(☆)を描いて登録、など「注文の多い展覧会」となっている。
 で、主会場に入る際に、「属性のゲート」というエキシビションを通るため、そこが行列。やっとの思いでそこを通り抜けても、会場内のエキシビションほぼすべてに行列ができているのだ。やっていることは面白そうなのに、待ち時間が耐えられない自分には苦痛でしかなく、ほとんどスルーしてしまった。空いていれば本当に面白そうな展覧会なのに・・・。
 結局、会場入口で登録したものが反映されたのは、星印の投影だけで、自分の名前などは最後まで結果が分からずじまいだった。
 混んでると大変なので、早めに行った方がいいです。