muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

映画 : ポスト・ガール、賽ヲナゲロ

ポストイットの試供品

 今日は仕事のあと、京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで、2本の短編映画を観てきた。第32回ぴあフィルムフェスティバルである。自主映画の祭典で、相当な倍率を経て上映に至っている。
●ポスト・ガール(監督:北川仁(27歳))
 うーん・・・あまり面白くなかったです。次の映画が終わる頃には印象も薄くなっていた・・・。
 台詞が極度に少ないです。別にそれはいいんだけど、もうちょっと説明してもらいたい気もした。
 携帯やメール全盛の時代に、紙に手書きした手紙のやり取りで綴るという、なんともアナログな展開だった。(それは悪いことではないけど。妙に質感を与えていると思う。)
●賽ヲナゲロ(監督:天野千尋(27歳))
 こちらの方がややよかったけど、及第点には至らず・・・。
 一応、映画的な展開もありました。この先どうなっちゃうんだろうみたいな。でも、主人公の女の子に共感できなかった。現実世界でこんな子がいたら殴っちゃうかも・・・。
 2本の映画上映後、それぞれの監督が来場していて、トーク会となった。質疑応答や、今後の上映予定など聞いていた。ポスト〜では、作品世界のリアリティについて質問されていた。
 天野監督は女性で、会社員をしながら映画制作されているそうである。
 会場には関係者も大勢来ていて、役者さんや、監督の両親、弟さん(北川監督の録音担当)らが立って挨拶していた。
 このフェスティバルは、ポストイット(付箋)が協賛しているらしく、監督や作品へのメッセージをポストイットに書いて貼り付けるボードがあった。僕も1枚書いたら、ポストイットとボールペンの試供品をくれた。(写真。)
 監督の年齢は、応募時のものです。
 なお今日は、同会場展示室で「アニメーションの先駆者 大藤信郎(おおふじのぶろう)」を見たが、2回目なので感想割愛します。
●上記映画の紹介サイト(ぴあフィルムフェスティバル)・・・http://pff.jp/32nd/lineup_award2010.html