muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

恐竜博2011 ほか6つの美術館、博物館

エオドロマエウス

 最近見てきた展覧会。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)空海からのおくりもの 高野山の書庫の扉をひらく(印刷博物館)
(2)グラフィックトライアル2011(同上)
(3)近代日本の「洋画」展(講談社 野間記念館)
(4)「講談倶楽部」の世界(同上)
(5)細川家の本棚から 〜中国古典籍の世界〜(永青文庫)
(6)「切手になった作曲家」展(切手の博物館)
(7)恐竜博2011(国立科学博物館)
(8)大英博物館 古代ギリシャ展 究極の身体、完全なる美(国立西洋美術館)
 今回はすべて初めてだった。
●空海
 国宝の展示があり、収穫。いろいろな印刷物が並んでいた。書体が美しかった。
●グラフィックトライアル2011
 4人のアーティストによる、グラフィックの可能性。(芸大卒はいなかった。)僕より若い人もいた。個性的なグラフィックが並ぶ。印刷面での工夫がありそうだ。よくわからなかった。
●近代日本の「洋画」
 知っている作家達の洋画が見られてよかった。大正期とか、古い時代である。世界的に見るとどれほどの美術価値があるのだろうか・・・。
●講談倶楽部
 いろんな名文句が聞こえてきそうな、雑誌の実物展示など。旧仮名遣いや、いちいち漢字にふりがなが振ってあったりと、時代を感じさせた。絵も前時代的。
●中国古典籍
 こちらも書体が美しい。唐時代の書跡があって収穫。清時代のものが多かった。いったいどれだけの宝物が細川家にはあるのか・・・。
●切手になった作曲家
 いろんな作曲家達の切手。モーツァルトやベートーヴェン、知らない作曲家も多かった。モノクロからきれいなシート仕立てのものまで、幅広い。
 日本の切手は、封書が50円の時代に発行された、唱歌の切手が展示されていた。(僕もコンプリートしている。)
 切手の博物館のサイトにあったものをプリントアウトしていったので、記念品が貰えた。「フィラデルフィア美術館展」限定、キューピーちゃんストラップだった。記念に取っておこう。
●恐竜博2011
 ノーフラッシュ撮影可だったので、30枚以上撮った。今日の写真は、「エオドロマエウス」という恐竜の化石。撮ることに夢中で、展示物を見るのがおろそかになってしまった。(平日にしては結構混んでたし。)ティラノザウルスと、ステゴザウルスの化石は圧巻だった。非常に大きくて迫力あった。
 第1展示室の最後に、映像があり、1940年代の恐竜の認識が、今とずれている(間違っている?)という指摘が目新しかった。「恐竜学」は、まだまだこれからの学問だそうである。
●古代ギリシャ展
 とても楽しみにしていた展覧会。本邦初公開の「円盤投げ」は、特別室に鎮座していた。(それだけのことはあった。)
 大英博物館所蔵の、古代ギリシャ彫刻、壺などがたくさん展示されていた。男性同性愛も当時あったそうで、それを描写した壺もあった。(若者と老人の同性愛だそうだ。)また、男性が女性を買うことも当時普通だったそうで、そういった一面を正直に取り上げているのは、好感が持てた。
 古代ギリシャのオリンピックを再現したフィルムもあり、素っ裸の若い西洋人男性が、いろいろ競技していた。(後ろ姿からしか映してなかったが・・・。)
 大小様々の彫刻、ものによっては後方からも見られたりして、納得のゆく展示だった。
 宝飾品も若干あり、現代からするとやや過剰だが、金ぴかで美しかった。精緻(せいち)な細工物だった。