muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

野見山暁治展 ほか18の美術館、博物館

円山応挙

 最近見てきた展覧会。(9)〜(11)はマイミクのシネキチくんと鑑賞。あとは一人で行動。初めて見たものに限って感想を記します。
(1)モーリス・ドニ−いのちの輝き、子どものいる風景−(損保ジャパン東郷青児美術館)
(2)めぐりあい(相田みつを美術館)
(3)デビュー50周年 みつはしちかこ展(同上)
(4)ぬぐ絵画−日本のヌード(東京国立近代美術館)
(5)ヴァレリオ・オルジャティ展(同上)
(6)人間国宝と近代工芸の名品(同工芸館)
(7)アンリ・ル・シダネル展(埼玉県立近代美術館)
(8)スローフードの考古学(埼玉県立さきたま史跡の博物館)
(9)トゥールーズ=ロートレック展(三菱一号館美術館)
(10)長谷川等伯と狩野派(出光美術館)
(11)ザ・ベスト・オブ・山種コレクション [前期] 江戸絵画から近代日本画へ(山種美術館)
(12)日本の和美・彩美(わび・さび)(松岡美術館)
(13)DOMA秋岡芳夫展(目黒区美術館)
(14)能面と能装束−神と幽玄のかたち−(三井記念美術館)
(15)野見山暁治展(ブリヂストン美術館)
(16)柳宗悦展-暮らしへの眼差し(そごう美術館)
(17)森永のお菓子箱 エンゼルからの贈り物(たばこと塩の博物館)
(18)アルプスの画家 セガンティーニ ―光と山―(損保ジャパン東郷青児美術館)
(19)感じる服 考える服:東京ファッションの現在形(東京オペラシティアートギャラリー)
(20)寺田コレクションの若手作家たち(同上)
(21)project N 47 上西エリカ(同上)
(22)アートとブックのコラボレーション展―出会いをめぐる美術館の冒険(うらわ美術館)
(23)風景のこころ ― コレクションより(同上)
●ぬぐ絵画−日本のヌード(東京国立近代美術館)
 いろんな裸体画。女性像が多かった。絵画全体の歴史の中では、裸体画というのは比較的新しいらしい。近代日本の画家のいろいろな苦労が忍ばれた。黒田清輝の重要文化財が来ていた。(上野で見たことがある。)
●ヴァレリオ・オルジャティ展(同上)
 建築展なので、苦手な僕にはちょっとつらかった。いろいろなオブジェみたいな建築物の模型等。
●人間国宝と近代工芸の名品(同工芸館)
 収蔵品展。いつもある松田権六先生の作品。いろんなのがありました。
●アンリ・ル・シダネル展(埼玉県立近代美術館)
 柔らかな画調だった。損保ジャパン東郷青児美術館にも巡回するらしい。
●スローフードの考古学(埼玉県立さきたま史跡の博物館)
 食べ物にまつわる、考古物。ちょうど土器に大豆の種が混じって、空洞になっている、というのがあった。おもしろいなぁ。
●トゥールーズ=ロートレック展(三菱一号館美術館)
 ロートレック展自体は初めてではないが、この美術館のコレクションの中核だそうである。見応えありました。やはりポスターが味わいがあっていい。
●長谷川等伯と狩野派(出光美術館)
 初めて見る展覧会だが、やたら既視感を感じてしまって、あまり楽しめなかった。古い屏風絵など。
●ザ・ベスト・オブ・山種コレクション [前期] 江戸絵画から近代日本画へ(山種美術館)
 展覧会の文句にも謳われている、切手になっている絵がたくさんあった。最近の国際文通週間の切手原画もあった。収穫。後期展(来年の開催)も行きたいと思う。
●日本の和美・彩美(わび・さび)(松岡美術館)
 器とか古い日本画、新しい洋画もあった。今日の写真はその中にあった、円山応挙。写真が撮れるのでありがたい。
●DOMA秋岡芳夫展(目黒区美術館)
 高度成長期のメカニックデザイン等。カメラなどがあり、当時のモダン。民芸にも目を向けていたようだ。また、若いときに手がけた絵本もあり、いい感じの童画だった。
●能面と能装束−神と幽玄のかたち−(三井記念美術館)
 重要文化財の能面を一挙展示。古くてよかった。歴史(伝統芸能)の厳しさを感じた。
●野見山暁治展(ブリヂストン美術館)
 東京芸大でも教えた人。脂ののりきった時期の作品は、日本各地の美術館所蔵の作品も多かった。抽象画で、一種のすごみを感じた。
●柳宗悦展-暮らしへの眼差し(そごう美術館)
 大正期くらいからのものかなぁと思ったら、朝鮮時代の壺などもあり、古いものが多くてとてもよかった。新しい時代のものもあった。こういう個性的な器で日々、生活できたらいいなぁ。(壊さないか、緊張しそうだけど。)
●森永のお菓子箱 エンゼルからの贈り物(たばこと塩の博物館)
 森永のお菓子の歴史。おもちゃの缶詰の歴代缶があり、興味深かった。(中身の展示はなかったけど。)1980-90年代の、森永TVCMが流されており、アイドル時代の荻野目洋子や柳葉敏郎が懐かしかった。
●アルプスの画家 セガンティーニ ―光と山―(損保ジャパン東郷青児美術館)
 震災で延期になっていた展覧会。中止にならなくてよかった。セガンティーニは若くして亡くなった画家。アルプスの山岳生活を描いた絵が、当時を忍ばせてよかった。国内外の様々な美術館から来ていた。
●感じる服 考える服:東京ファッションの現在形(東京オペラシティアートギャラリー)
 低い梁(はり)を巡らし、区画を区切り、自由にアーティストに発表させていた。(服をモチーフに。)斬新な服もあったり、即売会(?)もされていた。(買う人いるのかな。)六本木の森美術館と並び、尖った企画が多いなぁ。若い人の来訪が多かった。
●寺田コレクションの若手作家たち(同上)
 収蔵品展。一見、ピンぼけみたいな絵の作品が印象に残った。
●project N 47 上西エリカ(同上)
 日系人のアーティスト。細かい文字が作品の中に描かれている。今年制作の作品もあった。
●アートとブックのコラボレーション展―出会いをめぐる美術館の冒険(うらわ美術館)
 日本人有名アーティストのみならず、ピカソやマチス(ジャズ)、ルオーもあり、なかなか見応えありました。北九州市立美術館との共催企画。
●風景のこころ ― コレクションより(同上)
 こちらは入場無料。浦和ゆかりの作家の風景画。皆さん経歴がすごかった。叙勲者多数。いろんな作風の風景画だった。