muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

舞台 : 紙の花たち (スポンジ)

muroyan2015-09-03

 今日は、下北沢「劇」小劇場で、スポンジ公演「紙の花たち」の舞台を観てきました。(作・演出:中村匡克)公演2日目の舞台を拝見。
 古くからの友人である、ともくんと観てきたのですが、久しぶりに会ったなぁと思ったら、どうも10年以上ぶりの再会らしい・・・。いろんな思い出話をしました。
 さて、「紙の花たち」の舞台は小豆島(香川県)で、そこにある民宿「ひまわり」で、物語が繰り広げられていきます。民宿を営む夫婦と、帰ってきた姉と、宿泊客たちとのストーリーです。いろんな「人生」が複雑に絡み合う物語。この劇団の、2年ぶりの新作だそうです。
 実に面白い、すばらしい舞台でした。脚本も演技も、そして演出も抜群でした。登場人物1人1人に、善の部分と悪の部分があり、物語に深みが出ていました。
 観ている最中から、「この舞台、どうオチを付けるつもり?」と気になって仕方ありませんでしたが、最後までお芝居に引き込まれていました。僕の大好きな、「負」の方向へこれでもかこれでもかと流れ続ける、そんなお芝居でした。
 澱んだ空気の中、重い芝居が延々と続くのですが、突然キッチュなシーンが挟まったりして、それがまたいい味を出していました。
 演じている役者さん達も、気持ちよかっただろうなぁ・・・。うらやましい。
 公演は9月6日まで。千秋楽までがんばってください!
●スポンジ・・・http://www.sponge77.com/