muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

映画クレヨンしんちゃん「伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」

お尻の部分になぜか穴が開いている

 王子の映画館にて、映画クレヨンしんちゃん「伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」を観てきた。(原作・臼井儀人、脚本・ムトウユージ、きむらひでふみ、監督・ムトウユージ)
 去年のしんちゃん映画が非常によかったので、今年は監督も替わったしどうなんだろう・・・と思って見てみたら悪い方向に予感が当たってしまった。
 TV版とは違う映画のしんちゃんとあって、映画ならではの表現というものもいっぱいあり、始まってすぐの、みさえの「忙しい朝の食卓の用意の様子」の描写は時間の限られるTVでは到底できないほどの執拗な表現であった。
 また劇中音楽もさりげなく的確なものが流れ好感が持てた。余談だが、過去のしんちゃん映画の音楽を集めたCDも発売されているようだ。
 ゲスト声優として坂井真紀と波田陽区が出演。波田陽区はギター侍(怪獣の一人)としてしっかりネタを披露していた。
 また、普段からTV版クレしんを見ていないとわからないネタもあった。ひまわりとみさえがイケメン大好きなこととか。
 しかし今回いまいち映画自体が盛り上がらない。先へ先へと突き進むようなテンポ感に欠けるのだ。ラスボスが「にせしんのすけマン」という、しんのすけの知性の分身というのもなんだか共感しきれなかった。
 クレしんの映画では「悪役も最後に救われる」というのがお約束になっているのだが、今回はそれが、倒した怪獣が味方になってくれたり、ニセしんのすけマンを最後に助けるなどとなっていたのだが、どうもとってつけたような感が否めなかった。
 ラストまで見ていても、「え、これでもうほんとに終わり?」と疑問符ばかりが頭に浮かんできて、消化不良といった印象を受けた。一緒に見た友達は「映画としてどこに着地しようとしてるのかわからなかった」と言っていた。
 全体的な印象として、細部はツボに入った作りをしているのだが、見終わったあとの爽快感に欠けるかな。
 今日の写真は、入場者プレゼントの「ぶりぶりストラップ」。本当はお子様限定のプレゼントなのだが、なぜか入手できてしまった。あまりものはよくなさそうなので、携帯にはつけずに記念に取っておこうと思う。
●映画クレヨンしんちゃん「伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」オフィシャルサイト・・・http://www.shinchan-movie.com/index.html