舞台 : 643ノゲッツー公演 「小さなエール」
下北沢OFFOFFシアターにて、643ノゲッツー第18回公演「小さなエール」初日の舞台を観てきた。(作・演出:ひがしじゅんじ)
劇場の照明を使わず、明かりに関する操作は、劇中に役者たち自身が行うという、一風変わったお芝居。(照明プランもひがし氏によるもの。)
物語は、複雑に時間軸が絡み合うもので、ぼんぼんが親の死によって無一文になったり、それまでの使用人を使う生活から、自分が家政婦のようになったりと、めまぐるしく登場人物たちの境遇が変化していく。
感想は・・・演劇的には価値あるものかも知れないけど、僕にはもう一つ、面白さが伝わってこなかったような・・・。役者の演技もいいし(やや過剰だけど)、演出も隅々まで行き届いてるんだけど・・・。緊張感も保たれてるし、悪くはないのだろうが・・・。こういう芝居にはたまにあたるなぁ。
「叫ぶ」台詞が多いのも気になった。こういうのって、スパイスと同じで、少量(を的確に)使えば効果的だが、いっぱい使うと逆効果なのだ。
ラストは、少し希望を感じさせる終わり方だった。
公演は7日まで。
●643ノゲッツー・・・http://643nogettwo.main.jp/