櫻井將喜先生メモリアルコンサート

　地元鴻巣のクレアこうのす大ホールで行われた、「櫻井將喜先生メモリアルコンサート」に行ってきた。（將喜＝まさよし）
　櫻井先生は地元（鴻巣）を中心に指揮者として活動され、私は幼少の頃ピアノとソルフェージュを習っていたことがある。その櫻井先生が今年お亡くなりになり、先生に関係している合唱団や弦楽合奏団がメモリアルコンサートを開いたというわけである。
　開場前から大勢の人が駆けつけ、会場は満席であった。
　曲目は前半は琵琶独奏で「涙そうそう」など、男声、女声、混声合唱団それぞれでフォーレのレクイエムなど。後半は埼玉で唯一のプロ弦楽合奏団「アンサンブル鴻巣ヴィルトゥオーゾ」有志でJ.S.バッハ「シャコンヌ」（弦楽合奏版）と、弦楽と合唱でモーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」など。なお、この弦楽合奏団には櫻井先生の息子さんもチェロで所属している。（この日も演奏していた。）
　舞台後方には櫻井先生の遺影が飾られていた。
　余計な「ご挨拶」は一切なく、終演後のカーテンコールもなかった。スタイルとしてとてもいい形のメモリアルコンサートであったと思う。
　2005/06/16のブログで田間宮生涯学習センターに行った話を書いたのだが、そこで伺った話で、櫻井先生は「花の鴻巣音頭」の作曲者なのだそうだ。で、レコード（当時）ではあの都はるみが歌ったそうである。鴻巣の地名で「箕田」（みだ）というのが歌詞に入っているのだが、都はるみはなかなかこの「みだ（MIDA)」が歌えず「みた（MITA)」と歌ってしまい、収録に苦労したそうだ。この「花の鴻巣音頭」は都はるみのCDBOXに収録されているそうである。
　今、都はるみの公式サイトを見てみたが、多分「デビュー40周年記念『都はるみオリジナル大全集』」に収録されているんだと思う。全242曲収録だって・・・。
●都はるみホームページ・・・http://miyakoharumi.net/