muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

山梨県立美術館、博物館

竹林がいい感じ

 甲府市の山梨県立美術館、笛吹(ふえふき)市の山梨県立博物館に行ってきた。
●柳宗悦の民藝と巨匠たち(山梨県立美術館)
 特別展。創作民芸品がいっぱい展示してあった。外国人が作った焼き物が、外人らしいいい味を出していた。棟方志功もあった。
 柳宗悦(やなぎむねよし・・・通称そうえつ)は、「民藝運動」の創始者、推進者として知られた人だそうだ。
●常設展I、II(同上)
 なんといってもミレーの「種をまく人」。これが見たくて行ったようなものだ。画面は(洗浄作業をしたそうだが)全体に黒かった。ミレー作品はほかにもあり、「四季」連作の「冬」があった。「春」を国立西洋美術館で見慣れていたので興味深かった。
 あとはバルビゾン派の絵画。名前も知らない人もいた。
 ほかの常設展では邦人作家の作品。お決まりの「郷土の画家」もある。こういうのは避けられないんだろうなぁ・・・。文化勲章を受章したという人(複数)の作品もあったのだが、いまいち価値がわからず。
●常設展(山梨県立博物館)
 この博物館は2005年10月に開館したばかり。新しくて現代のよい博物館であった。
 なかには複製品による展示物もあったが、山梨の歴史を振り返る上でよい資料がたくさんあった。大きな仏像(3体)があったのも見物。
 PS2のコントローラを使って、江戸時代の町を歩き、町人や武士に話しかけ、果物を食べるというゲームがあった。どういう目的のゲームかはわからない。制限時間もあったので、なんだか肩すかしを食った。子ども向けのプログラムなのだろうか。
 それにしても贅沢な博物館である。館内の係員がやたら多い。チケット売り場だけで3人もいた。人件費が・・・。
 今日は特別展をやっていなかったので残念。隣接する公園は広々としていて、いい気分転換ができそう。
 あと、時間がなくて山梨県立美術館に隣接する文学館が見学できなかった。またの機会に訪れたい。
 あと、美術館と博物館、両方を一日で廻ろうと思ったら車でないと無理。かなり交通の不便なところにあるのだ。その分駐車場は完備されていて無料だが・・・。
 ほぼ一日かけて山梨県内のほかの場所も行ってきたので、おいおいブログに載せます。
 今日の写真は、博物館の方の外観です。(メインエントランスは写っていません。)
●山梨県立美術館のサイト・・・http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
●山梨県立博物館のサイト・・・http://www.museum.pref.yamanashi.jp/