muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

インゴ・マウラー展、素材と表現、山川勝彦

インゴ・マウラー展の看板

 初台と新宿を回って、いくつか展覧会を見てきた。以下、見てきた順。
●光の魔術師 インゴ・マウラー展(東京オペラシティアートギャラリー)
●東京オペラシティアートギャラリー収蔵品展「素材と表現」東京オペラシティコレクションより(同上)
●project N 山川勝彦(同上)
●ポップアート展(損保ジャパン東郷青児美術館)
 以下、初めて見たものに限って感想を記します。
●光の魔術師 インゴ・マウラー展
 「照明」を芸術の域にまで高めたインゴ・マウラーの展覧会。中には工業デザインの一種としか思えないようなものもあったが、アートになっていると感じられたものもあった。
 よく見ると実体のない「ランプ」や、衣装に付けられたLEDの電光掲示板システムによるものなど、幻想的な展示品も多い。
●素材と表現 東京オペラシティコレクションより
 存命作家の作品が主で、中には僕より若い作家さんの作品もあった。油絵から彫刻まで、作品は様々だ。シャープペンで描いた作品もあって、アートというよりはイラストに近いのでは?と思ったり・・・。いろいろな傾向の作品が並んでいた。
 余談だが、「素材と表現」の看板をデジカメで撮ったら、「撮影可能かどうか確かめてきます」などと言われ、面倒なのでその場でデジカメから画像を削除した。もちろん展示作品を撮ったわけではない。看板くらい・・・。
●project N 山川勝彦
 project Nとは、若手作家の育成・支援を目的として続けられているシリーズ。今回は山川勝彦(やまかわかつひこ)を取り上げていた。
 出品作は「06-G-6澄みきった朝」、「06-G-1目覚め」など、明確なタイトルが与えられているが、内容は同一線上に見える。僕の目が悪いのだが、大差ないと言えば大差ないのだ。しかし、それがけして悪いと言うことではない。絵から与えられる印象は不思議な安らぎ感がある。もらったパンフレットによれば、昨年から今年の作品は「画面が重層化し奥行きが与えられるようになった」ということである。
 この人の略歴は、1967長崎県生まれ、多摩美大絵画科卒業、2001トーキョーワンダーウォール公募2001においてトーキョーワンダーウォール賞受賞、など。
 ・・・展覧会を見たあと、「森は生きている」の稽古で西新宿に来た。時間よりだいぶ早く着いたのだが、NYでの森〜や、去年の赤毛のアンで共演した役者、渡邊洋章くんにばったり出くわす。8月にシアターサンモールでお芝居に出るそうだ。今年は僕らの公演には参加されないそうである。お互い頑張らなくては!
●東京オペラシティアートギャラリーのサイト・・・http://www.operacity.jp/ag/