muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

アール・デコ・ジュエリー ほか5つの展覧会

アール・デコ展の看板

 目黒、恵比寿、新宿と廻っていろいろ展覧会を見てきた。以下、見てきた順。
●アール・デコ・ジュエリー−宝飾デザインの鬼才シャルル・ジャコーと輝ける時代−(東京都庭園美術館)
●コラージュとフォトモンタージュ展(東京都写真美術館)
●球体写真二元論 細江英公(ほそええいこう)の世界(同上)
●JPA展 第17回日本写真作家協会展 第4回日本写真作家協会公募展(同上)
●第28回損保ジャパン東郷青児美術館大賞受賞記念 大津英敏(おおつえいびん)展 -伝えたい気持ち-(損保ジャパン東郷青児美術館)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●アール・デコ
 この美術館に訪れたのは高校以来。すごく久しぶりだ。旧浅香宮邸をそのまま美術館にしている。アール・デコの宝飾は、デザイン画ばかり。宝石をふんだんに使ったブローチやシガレットケースなどの実物はあまりなかった。(きれいだった。)
 建物(浅香宮邸)を紹介したビデオに長時間見入ってしまった。このビデオを見たあとに建物を見ればより理解が深まったはず・・・。
●細江英公
 三島由紀夫を被写体にした写真集(抜粋)などの展示。長い活動の中でいろいろと写真を発表している。子ども向けの写真絵本(2冊あった)は、実物を展示、自由に読めるようになっていた。
●JPA展
 なんか、東京都美術館あたりでやっている、天井まで絵で埋まった「公募展」を見ている感じ。とにかくいっぱい展示してあるので見る気をなくす・・・。10倍以上の選考を経て選ばれた写真も、特別な賞を取っているもの以外はあまり印象に残らない。
●大津英敏
 絵の良し悪しは正直わからなかったが、この賞を以前受賞し、「盗作」騒ぎで受賞を取り消された和田画伯の経歴とこの人のそれはちょっと被るところがあった。
・東京芸大卒(大津さんは院も出ている。)
・大学の先生の経験あり
・新聞小説などの挿絵経験あり
 もちろん、和田サンと大津さんだけの共通点ではないが・・・。
 この賞に決まる人って、多分「具象絵画」の人なのではないか? そんな気がした。