muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

THE ハプスブルク ほか6つの美術館、博物館

多分ロダン・・・

 仕事前の空き時間を利用して、1人で都内を廻りいろいろ展覧会を見てきた。今日は暑くてすっかり汗だくになってしまった。以下、見てきた順。
(1)THE ハプスブルク(国立新美術館)
(2)光 松本陽子/野口里佳(同上)
(3)美(うるわ)しの和紙 天平の昔から未来へ(サントリー美術館)
(4)TOKYO FIBER '09-SENSEWARE(21_21 DESIGN SIGHT)
(5)よみがえる浮世絵−うるわしき大正新版画(江戸東京博物館)
(6)江戸東京ねこづくし展(同上)
(7)趙之謙とその時代−趙之謙生誕180年記念展−(東京国立博物館)
(8)古代ローマ帝国の遺産−栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ−(国立西洋美術館)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●THE ハプスブルク
 ベラスケスやデューラー、ファン・ダイクなどの肖像画が多数あり収穫。見応えありました。
 たまに「これもハプスブルクなの?」みたいなのもあったけど、まぁ多様性と言うことでいいんじゃないだろうか。ウィーン美術史美術館や、国立ブダペスト西洋美術館などから作品が来ていた。ハプスブルク王家(王国)が好きな人は必見かも。
●和紙
 経本の国宝あり。奈良時代から現代までの和紙作品が並ぶ。「和紙」そのものに焦点が当たっているものもあれば、和紙に描かれているから展示してあるだけ・・・みたいな、ちょっと雑多な面もある展覧会だった。現代の、和紙による造花(寺院の行事に使う)は美しくて可憐だった。
 展覧会の最後には、いろんな種類の和紙を手にとって触れるようになっていた。僕もいろいろ触ってみた。
●'09-SENSEWARE
 入場無料の展覧会。一般客やプレスなど、お客の種類によってシールを渡され、それを見やすい位置に(服の上から)貼り付ける。ちょっと面倒。
 展示は、いろいろな「繊維作品」かな。展覧会始めに置かれた、黒いビロード上の斜面の上を、水滴(水玉)がしたたり落ちていく作品が、非常に美しくて印象的だった。水玉が落ちていく様子がなんとも言えず幻想的だ。(こればかりは実際に見てみないとわからないと思う。)
 あとの展示は、子どもの遊び道具だったり、いろいろ。最初の作品の印象が強すぎてかすむ・・・。
●大正新版画
 大正から昭和時代の「新版画」。外人作家から伊藤深水まで美人画や風景画などの"新しい"浮世絵が並ぶ。趣があった。
●ねこづくし
 いろんな猫が並ぶ。絵に描かれたものから、彫刻まで。朝倉さんの猫の彫刻が印象的だった。(「吊された猫」があれば最高だったが、それはなかった。)猫って江戸の昔から愛されてたんだなぁ・・・。
●趙之謙
 この前連休明けの振替休日でやっていなかったのでリベンジ。平成館での展示と聞いていたので、それなりに大規模にやるのかなと思っていたら、建物の1階でのかなり小規模な展覧会(特集展示)だった。
 書画が並んでいた。楷書の書が美しかった。印章も展示。
 展示規模が小さいので、あまり印象はないです・・・。
●古代ローマ帝国の遺産
 2回目なので感想は割愛だが、展示品の中に「ぶさかわいい」犬を描いている絵があって、それがすごく印象的。ミュージアムショップの絵はがきにないかどうか探したが、なかったようだ。残念。とにかくかわいいとも不細工とも言える犬なのだ。(雑種かも知れない。)
 今日は最後の方はかなりはしょってしまったが、都区内フリーきっぷを使ってあちこち廻れたのでよかったと思う。天気にも恵まれたし。(暑かったけど。)
 今日の写真は、国立西洋美術館の彫刻。(多分ロダン。)