muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

藝大現代音楽の夕べ 2017

muroyan2017-06-02

 2017年6月2日、東京芸術大学奏楽堂で開催された、「藝大21 創造の杜 現代音楽の夕べ」をお客としてコンサート鑑賞してきました。(管弦楽:藝大フィルハーモ二ア管弦楽団、指揮:ジョルト・ナジ)
 当日のプログラムに、久保哲朗(くぼてつお)くんの作品がありました。その関係で伺いました。久保くんはかつての僕のお弟子さんです。
 久保くんのオーケストラ作品を聴くのは、今回で3回目になります。藝大モーニングコンサート、毎コン本選会、そして本日のコンサートも、公募を勝ち抜いてのことでした。大変立派だと思います。
 久保くんの作品は、ヴァイオリン、バス・クラリネット、テューバ、ピアノの、4人のソリストとオーケストラの作品で、編成からしてかなり意欲的でした。自作品の引用を含んでいます。
 今回の作品は、過去2作品より(個人的に)より好感の持てる作品でした。一貫するオーケストラの躍動感がよかったです。
 当夜のプログラムは、世界初演3作品、再演1作品でした。黛敏郎作品は、1960年初演で、半世紀以上の時を経て、オーケストラが咀嚼している様子がうかがえて、興味深かったです。
 久保くん、今日はありがとうございました。益々の活躍を願います。
♪あるいは赤と青で・・・(渡部真理子作曲)
♪Trace(小鍛冶邦隆作曲)
♪Pipo-t-Chu - Passage,Figure,Fanfare -(久保哲朗作曲)
♪曼荼羅交響曲(黛敏郎作曲)
(演奏順)