muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

日本音楽コンクール2017 作曲部門 久保くん優勝!

muroyan2017-10-26

 2017年10月26日、東京オペラシティ コンサートホールにて、第86回日本音楽コンクール「作曲部門」本選会が開かれました。
 僕の昔のお弟子さんでもある、久保哲朗(くぼてつお)くんが、今年も本選に進んだので、聴きに行ってきました。今年は室内楽部門で、彼の作品は「BABEL for 6 musicians」でした。編成は、フルート、クラリネット、パーカッション、ピアノ、ヴァイオリン、コントラバスで、指揮者(小鍛治先生)がつきました。5作品のうちの、3番目の演奏でした。
 昨年(オーケストラ部門)も本選に残った久保くんですが、その時の2位という成績にはあまり満足していなかったようで(聴衆賞はもらいましたが)、彼にとってのリベンジでもあったと思います。
 本日演奏された「BABEL」ですが、もちろん現代音楽(それも最先端の)ではあるものの、時に調性音楽(の響き)を引用したり、3和音があったりと、非常に耳にしっくりくる音響がよかったです。終演後に久保くんとも少しお話ししましたが、彼の「持ち味」の1つだそうです。
 で、気になる本選の結果ですが・・・見事第1位!久保くんの作品が優勝でした! 発表の瞬間、僕も「やった!」と小さく声を上げてしまいました。久保くんも、彼のお母様もうれし泣きで、僕も涙が出てきました。うれしくてうれしくて。
 出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ)とはまさにこのことだと思います。もう立派に1人前の作曲家だと思います。おめでとうございます。
 彼は来月は、現音の新人賞本選会もあり、こちらも上位入賞を果たしてくれると思います。がんばってください!
 今日の写真は、本選会終了後に久保くんとの2ショットです。この写真を撮ったときは、まだ結果発表の前で、ドキドキしていました。