劇団6番シード公演「露の見た夢」
池袋の東京芸術劇場小ホール2にて、劇団6番シード第25回公演「露の見た夢」初日を観てきた。(脚本・演出 久間勝彦)
「上演時間は10分の休憩を含め2時間50分です」とアナウンスがあり、「長い上演時間の芝居に当たりなし」を持論としている自分には怖かった。が、開演するとそんな心配は杞憂だった。
脚本がいいんだと思う。謎をはらませたまま観客をぐいぐい引っ張っていく。この先どうなるのだろうと最後まで飽きさせなかった。シャッポが生きていたというのはちょっと無理があったと思うが・・・。
演技は初日だからか前半は特に硬かったように思う。後半はこなれてきてよかった。ただ、人によって演技が大げさすぎてときにマンガチックに映ってしまうのだ。モキくんはちょっとテンション下げた方が・・・。
これだけの長丁場を飽きさせずに最後まで見せてしまう劇団というのもなかなか珍しいのではないか。
次回作はアトリエ公演で40席限定の芝居だという。今日のような大きな劇場とはまた違ったよい作品を期待したい。
それにしても、最近はずれ芝居ばっかりだったので、今日はすかっとした〜。気持ちよかった。
公演は10日まで。千秋楽まで頑張ってください!
●劇団6番シードのサイト・・・http://www.6ban.com/index.htm