舞台 ： 劇団HOBO公演 ｢ナイアガラ｣

　下北沢の駅前劇場で、劇団HOBO第4回公演｢ナイアガラ｣初日の舞台を観てきた。（作・演出・出演：おかやまはじめ）
　はずれ芝居の少ない（と個人的に思っている）駅前劇場だし、事前情報では面白そうな予感がしたし、ロビーには芸能人からの花がいっぱいあるしで、期待していたのだが・・・可もなく不可もなし、と言った感じの舞台だった。
　多分、芝居通の人には受けるんじゃないかなと思ったんだけど、沸点がちょっと低い気がした。笑いの要素も随所にあるんだけどね。
　物語は、新宿で暮らすホームレスの人たちの生き様。リストラや失業などでホームレスになったり、その出会いや別れなど。（ホームレスの）登場人物は全員男。タイトルの｢ナイアガラ｣は、新宿西口公園の人工の滝から取っている。
　花見の時季から始まって、夏、秋、冬と様々な季節の情景が現れる。彼らなりの仕事の苦労など、普段なじみのない世界が繰り広げられる。
　金環日食や芸人杉ちゃんネタなど、時事ネタの取り入れ方が面白かった。脚本も工夫が凝らされていて魅力あった。演技は初日と言うこともあり、ちょっと硬かったかな。
　役者陣は、舞台はもとより、テレビ、映画などで活躍する人ばかり。WAHAHA本舗の人（年配）もいた。個性的なキャラ揃いだった。
　いい芝居なんだけど、なんか物足りないような・・・ちょっと消化不良を起こしてしまった感じ。決して悪い舞台じゃないんだけど・・・。
　公演は10日まで。
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