舞台 ： そぞろの民

　下北沢・駅前劇場で、TRASHMASTERS vol.23「そぞろの民」の舞台を観てきました。（作・演出：中都留章仁）公演2日目の舞台を拝見しました。
　1人の男性の死（自殺）をめぐって繰り広げられる、家族や親戚、知人たちの物語です。出演者のほとんどが喪服を着ての舞台でした。
　時事ネタと言ってはなんですが、昨今の国会、安保法案やデモ、沖縄の基地問題などを語ります。語るのですが、（おそらくは）「脚本家の言いたいこと」がそのまま台詞になっているような印象だったので、ちょっとストレートすぎました・・・。残念ながら（個人的には）面白いお芝居、ではなかったです・・・。メッセージをそのまま「語る」のではなく、そういうのが（結果として）「伝わってくるような」芝居が好みなので・・・。
　あと、ラストの展開がやや強引に感じられたかな。
　役者陣の演技の力量が、人によって差が感じられたような気がします。ああいう演出なのかも知れませんが・・・。
　カゴシマジローさんという俳優さんが出演しているのですが、現在公開中の映画「天空の蜂」にも出られているそうで、堤幸彦監督から劇団に花束が届いていました。カゴシマジローさんのお名前は、天空の蜂」公式サイトにも、トップページに記されています。
　公演は9月27日まで。