舞台 ： 最後の料理人、ヴェニスの商人

　今日は下北沢で、昼夜2本のお芝居を観た。
　昼は、OFFOFFシアターで、味わい堂々第4回公演「最後の料理人」を観劇。公演2日目のマチネ。(作・演出・出演：岸野聡子）マイミク(国連クラシックライブ繋がり)の池田くんと観劇。
　女優ばかり7人の舞台。喫茶店の女主人と、そこに集う個性豊かな客達の織りなす物語。
　いかにも小劇場らしい舞台だったが、ちょっと上演時間(90分なんだけど)が長く感じてしまった・・・。
　女主人が、「伝説の料理人」かどうかを巡るストーリーだが、舞台の上で本当に「バナナジュース」を作ったり、オムレツを調理してしまうので面白かった。（ちゃんとミキサーや、卓上コンロを利用する。)
　映像も出てきて、こちらはセンスよかった。たまーに入る女性陣のダンスもよかった。
　お芝居始まって、15分くらいの部分は必要だったのか・・・？
　公演は30日まで。
　夜は、「劇」小劇場で、ステージ倶楽部カンパニー第10回公演、シェークスピア「ヴェニスの商人」を観た。(脚色・演出・出演：村上壽久）公演3日目の舞台を拝見。こちらもマイミク(国連クラシックライブ繋がり）の渡邊くんと観劇。
　あまりにも有名な作品なので(とは言っても僕はあまり知らなかったので、公演直前にWikipediaを見た)、ストーリーについては割愛します。登場人物では、ユダヤ人高利貸しのシャイロックが有名ですね。演出の村上さんが演じていて、上手かったです。
　さて、ある程度予想はできたけど、この劇場でこの演目は、ちょっと無理がないかなぁ。やっぱりもっと広い舞台で、「赤毛もの」の芝居でないと、つらいかも・・・。コンパクトに、よくまとまっていたとは思うけど・・・。
　シャイロックの村上さん(和服で登場)以外は、役者の力量にやや差があったかも。特に若い人は・・・。
　しかし、あれだけの長台詞を覚えるのはすごい。それだけでも観た価値があったかも。本当に1時間40分の間、全員早口で喋りまくりなのだ。
　さすがにシェークスピアの作品なので、(特に後半は)舞台に引き込まれて面白かったです。ストーリーがわかっていても、面白い。
　客演で「室谷康博」さんという役者が出ていた。僕とは別に関係ない人だけど・・・。
　公演は29日まで。
　今日一緒に観劇した池田くんと渡邊くんは、ともに舞台(渡邊くんは映画寄りだけど)の人なので、空き時間にいろいろ芝居などの話ができて有意義だった。あれこれ業界の裏話なども聞けた。
　今日の写真は、お昼のOFFOFFシアターにて。
　なお今日は、損保ジャパン東郷青児美術館で「ベルギー近代絵画のあゆみ」展も見たが、初めてではないので(5回目くらい？)、感想は割愛します。
●味わい堂々のサイト・・・http://www.geocities.jp/ajiwaidou/