muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

人生の軌跡 顔展(大川美術館)

展示室近く

 群馬県桐生市の大川美術館にて、「第2回 人生の軌跡 顔展(後期展)」を見てきた。
 この美術館、かなり山の方にある。途方もない坂道が2ヶ所あって、車でないと絶対に来られないようなところだ。(今回は車で行った。)
 美術館自体も斜面に建っているようで、やたら階段が多かった。
 常設展の展示がかなり多く、近代〜現代の日本人画家の作品がほとんどである。国立近代美術館で見た作家の作品もあった。草間弥生とか吉原治良とか。
 外国人作家の作品の部屋が一つあり、クールベの油絵や、ピカソ、エゴン・シーレ、サム・フランシス等そうそうたる顔ぶれであった。この部屋だけで見る価値ありだ。ピカソの油絵は、エビを描いた静物画で、簡素だが非常に味わい深いものだった。過去にこの美術館のコレクターの自宅に飾っていたのだが、毎年どこかの美術館が貸してくれとうるさいので、東京都美術館に寄託したこともある作品だそうだ。
 「顔展」は、二つくらいの部屋で展示されていたが、あまり記憶にない。普通に人物像、肖像画を描けば「顔」になるので、顔を描いた絵を集められても・・・といった感じだ。イサム・野口の作品(オブジェ)もあった。あとルノワールも。
 出口近くに美術館の喫茶室があり、アイスクリームを食べた。10円を入れると回る人形のオルゴールがあった。このオルゴールのことは後日書きたい。
 大川美術館、1999年(平成11年)に今の天皇、皇后が訪れたそうである。(写真があった。)
●大川美術館のサイト・・・http://www.kiryu.co.jp/Ohkawamuseum/